第371話 うれしいな~ 😄
働いている世代の方にはなんとも申し訳ないのですが、病院の予定が入っている前の晩はどうしても眠りが浅くなります。そこへもって来て昨夜は標高の高い当地には珍しい蒸し暑さで、数時間うとうとしただけで、朝一で出かけることになりました。雨の日の渋滞はいつもどおり、横道から出たきり、遅々として進まないもどかしさ。
それやらこれやら歯科医院に着いたときはすでに疲労困憊していたのですが、そんなところへ思いがけないサプライズがありました。いままでの例でもう一回通うものとばかり思っていたら、老先生からバトンタッチされた若い女性先生「今回は今日で終わり。また半年後にどうぞ」と仰せではありませんか。内心で小躍りしました~。
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何十年もお世話になって来た老先生が勇退されたとたんに潮が引くように患者数が減ったようで、待合室の空きすきぶりがちょっとお気の毒ではありますが、なに、それだってヨウコさんにとってはむしろありがたいのです。患者がもどって来るまでのあいだは、予約してあっても二時間待ちなどということがなくて済みそうですから。
うれしさのあまり、帰りに立ち寄った野菜直売所のレジのおふたりさん(初対面)に「姉妹? よく似てらっしゃるね~」なんて軽口を叩くほどの有頂天ぶりでした。初物の枝豆(身だけの一袋百五十円)も、塩もみしてレンチンしてみたら地味豊かな風味でしたし、ささやかな幸せがことのほか身に染みる、楽しい一日になりました。
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