第7話
もう何も したくは無いと 投げ出して 紫陽花の花 梅雨にとけたり
いつかきっとそのうちに、自分も幸せになれるだろうとここまで頑張ってきたけれど。
もう何もしたくはない。
貴方を失った、この梅雨は。
美しいアジサイの花も、涙に滲んで。
まるで溶けていくようだ。
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