縁
ガムシャラに
いくら走っても
人参は
…
まるで
人間そのもの
馬の前にぶら下げられた人参は
人間にとって
その幸せのために
ガムシャラに
一生懸命走る
しかし
目の前の人参ばかり見て
いくらガムシャラに走っても
幸せを掴むことはできない
その人参
その幸せを掴みたいなら
人参を見ながらも
回りには
幸せの
そのことに
ひとりでは
ひとりでは人参は
気づく
その人参を
幸せを
食べさせてくれる
決して
その
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