第40話 海が見えると気持ちいい ~海沿いの路線っていいよね……道南いさりび鉄道・五能線~(3)



 真夜中に函館を出港したフェリーで、朝早く青森入りして、バスに乗る……けど、地図を見間違って、バス停が見つからぬ。地図が分からぬ情けない旅人となってしまった……。大失敗だ……。


 ようやくバス停に到着して、バスに乗ったら青森駅へ。そこからタクシーで一度ホテルに向かいます。ホテルに荷物を預けないと大変なので。


 タクシーのおかげでホテルの場所も把握出来たら、今度は歩いて青森駅を目指す。でも、途中で朝ごはんですね。


 のっけ丼。

https://discordapp.com/channels/1211498324264357888/1211896655184400425/1247951586903199876


 チケット制で、ごはんの上に何個か魚介類をのせて食べる。だから、のっけ丼。でもこれって、もうちょっとほしい……と思わせる作戦なんだろうなぁ。でも、美味しい。お刺身いっぱいで美味しい。実にいい。


 ナイスな感じの朝ごはんですね。いろいろな魚があって面白いってのもある。


 食べ終えたら、そのまま歩いて青森駅へ。

 まずはみどりの窓口で明日からの五能線の切符を買う。フリーパスなんだけど、現地でないと売ってないパターンは割と大変だ。全国のみどりの窓口で売ってほしいけど……難しいのかな。

 まあ、ここではみどりの窓口があんまり混んでなくて良かった。いいぞ、青森。ああ、函館の記憶が……うっ……頭が……。




 五能線の乗り放題チケットが手に入ったら、今度はバス停の方へ。


 そしてバスに乗って、やってきました。三内丸山遺跡。

 縄文時代の遺跡としては最大級ですね。九州の弥生時代の大遺跡、吉野ケ里遺跡と並ぶ、巨大遺跡です。もはやテーマパークなのでは?


 いやぁ、確か3回目だけど、何回来ても勉強になります。すごいよね、遺跡。なんで昔はこうだったって予測できるんだろうか。不思議すぎる。


 栗のソフトクリームも美味しかった。栗って縄文時代から食べられてみたい。だからそれがソフトクリームになってる。




 バスでもう一度、青森に戻って、今度は、青森の青函連絡船へ。こっちは八甲田丸ですね。


 函館と同じように見学できるし、こっちは船へとつながる線路の遺構も残ってるから実に興味深いです。こうやって車両が中に入っていったのか、と……。

https://discordapp.com/channels/1211498324264357888/1249054356574179439/1251311225929990285


 実際は当時の風俗も含めた博物館だし……中には車両もあるし……。

https://discordapp.com/channels/1211498324264357888/1249054356574179439/1251310982106710066


 ……これが実際に運航している時に乗船してみたかった。すごく残念。


 あ、もちろん、青函トンネルみたいなトンネルもすごいと思ってます。はい。日本のトンネル技術はきっと世界一だと思う。橋もかな? すごいぜ、日本!


 青函連絡船の近くにできた新しいっぽい商業施設をのぞいてから、今度はワラッセへ。ねぶた祭りの資料館ですね。


 いろいろなねぶたがすごい。釈迦の誕生とか、なんかいいよね。


 なんと、ねぶた祭りの実演もしてて、胸が高鳴りました。やっぱり祭りの熱はすごいね……。太鼓とか、日本人の心に響きます……。




 いろいろ見学してからホテルへと戻る。朝から荷物だけだったし、チェックインですね。このホテルはウェルカムドリンクがあるタイプで……って。本格的なバーテンダーがいる!?


 無料サービスなの? マジで?


 バーテンさんに、気分だけ伝えてお任せしてみる。面白い。いろいろと作ってくれた。シャカシャカとシェイカーを振る姿がかっこいい。


 でも、「ピザを買ってきたから、それに合うやつ」って言ったら「それはもう、コーラのストレートしかないですよ」と返されたのは笑った。納得もしたけどね。確かにピザにはコーラだ。




 一泊して、青森の2日目。

 いよいよ五能線へと向かいます。フリーパスで2日間は乗り放題。もちろん、リゾートしらかみは予約済みです。


 ……リゾートしらかみって、特急じゃなくて快速なんだよね。意外と知られてないけど。


 指定席券はいるけど、特急券はいらない。不思議だ。特急でもよかったんじゃないの? このへんは鉄道にくわしい人に聞かないと分かんないな……。


 あと、秋田まで乗れるのも大きい。すっごく安上がりになる。




 青森駅まではバスで。それから、青森駅をまず味わう。東口は工事中だったけどね。


 並行在来線の青い森鉄道もあるし、JRだけじゃない。こういうのは新幹線の功罪かもね。全国各地に18きっぷで乗れない路線が増えていく。青い森は乗れるけど降りられない方だったかも……。


 青森駅の予備線では、「つがる」用のE751系と、リゾートしらかみの青池編成が並んでた。あれが入線してくるなら最初は青池編成になるのか……。


 そして、予想通り、最初は「青池」編成に乗ることになりました。まあ、今から青池を目指すからちょうどいいとも言える。

https://discordapp.com/channels/1211498324264357888/1244275604275204107/1244282055945093171


 写真を撮りまくって乗車して、指定席に荷物を置いたらオープンスペースの方へ。こういうスペースを利用できるのはいいよね。窓向きの座席で、しかも海を向く方向になってる。まだ青森だから海は見えないけど。


 発車してまずは弘前へ向かう。弘前で折り返すから進行方向が変わって、またすぐ川部駅で進行方向を変えていく。


 海沿いで美しい車窓が有名な五能線だけど、実は山も美しい。

 青森で山といえば、岩木山だ。

 五能線はぐるっと岩木山を回り込むように走るから、右側も、左側も、岩木山が見えるという。


 あと、りんご畑がいっぱいあるのはさすが青森県……。


 五所川原駅では、津軽鉄道線が見えた。夏だからストーブ列車は関係ないけどね。これもいつか乗ってみたい。


 車内では津軽三味線の生演奏とかもあって、サービス精神がすごいです。いいぞ、リゾートしらかみ。


 陸奥森田を発車してしばらくすると、ついに海が見えてくる。ここからが五能線の本番とも言える。リゾートしらかみだから各駅に停まるワケじゃないけど……。


 千畳敷駅では、時間を確保してくれるので、海岸へと出ることも可能だ。うむうむ。いいぞ、五能線。

https://discordapp.com/channels/1211498324264357888/1244275604275204107/1244282236036186215




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