第3話 転機
あなたが、あいつと付き合う前、
あなたばかりを想う私にも、他に想ってくれている人がいたりして、
クリスマスを過ぎた年末間際、告白された。
あなたのことを忘れたくて、
私も「普通の恋」ができるって信じたくて、
付き合うことにした。
私を想ってくれる人は、とても優しくて、顔もいい。
身長も理想的だし、話も合うし、
なんて言ったって私を好きでいてくれている。
正直言って欠点はない。
条件はいいんだから、
好きな気持ちってよくわからないけど、
付き合ってから好きになることもあるって言うし、
このモヤモヤは放っておこうと、
気づかないふりをした。
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