夜勤でであったもの
ある時期、北関東の某県北部の工場で働いていた。
繁忙期に入り、工場を24時間体制で稼働することになり、私は夜勤チームになった。
24時間稼働しているとはいえ、深夜に勤務してる人間はそこまで多くない。
主な業務は出荷する装置の検査だったため、広い工場の中でも中心部だけ電気を付け、そこで作業していた。
他の場所はほんのりと灯りが当たって真っ暗ではないものの、かなり暗くなっていた。
ある勤務の日、休憩に入る前だったのでおそらく深夜2時頃だったと思う。
ひとつ検査が終わり立ち上がって伸びなどしてい時、おかしなものが見えた。
照明が付いてるエリアと消しているエリアのちょうど境目に落武者がいた。
大きな装置ばかりある工場内でとても異様な風景だった。
一瞬目を離し、またその落武者がいた方を向くともういなくなっていた。
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