お断りします!!

今日はギルドに行って仕事をしてみたいと思う。

いくらムキマッチョからお金をもらって働く必要がないとはいえ、ずっと引きこもるのはどうかと思うのだ。

それにニア達に「レンお姉ちゃん働かないの?」とか呆れた目で言われた日にはもうね3日間位寝込む自信がある。

なのであたしはこの世界で適度に働き大いに遊ぶ!!をモットーにするのだ。



ギルドに着いたはいいが一つ問題が発覚した。

仕事ってどこで受けるの?うけ方を昨日説明してもらってないのを思い出したのだ。

レズリーさんに聞けばいいんだろうけどあの人怖いのよね・・・・うーむ・・・・


「あの・・・・どうしたの?」


うーむ・・・・


「あの!!」


「はいっ???」


うっわびっくりしたー!声をかけてきたのは同い年位の女の子だった。


「なんか悩んでるようだったけどどうしたのかなって思って」


「えーと昨日登録したんだけど・・・仕事の受け方がわかんないんだ」


「なら私が教えてあげる!こう見えても私Dランクなんだ」


「まじで?助かるわ!あたしレン!こっちがギンガ!あなたは?」


「フィ―ナ・オルソーよ!よろしくレン、ギンガ」


廊下を歩いてかかなり広いロビーに出た。


それで受付とは逆の方向に歩きだし様々な紙が張り付けてあるボードの前に立つ。


「これが【クエストボード】よランク別に分けて合って受けられるのは自分のランクから下ね、私ならD-Fまでの依頼を受けられる、受けたい依頼の紙をはがして受付にもっていけばうけられるよ」


「フィーナは今日何か受けるの?」


「私?私はこの【ゴブリン討伐 10匹銀貨1枚】を受けるわ」


「なら一緒していい?こういうのは初めてだから先輩の仕事を見てみたいのよ」


「でもあなた昨日登録したのよね?Fじゃこれ受けられないよ?」


「大丈夫あたしCランクだから」


「・・・・・・は?」


「・・・・・・え?」


お互い見つめ合ってしまったよ。


信じてもらえなかったのでカードを見せ受付まで歩いていく。


「レンさんおはようございます」


レズリーさんがにこにこしながら挨拶をしてくる。


昨日の怖さはない、ふつーにしていれば美人さんなのになートップモデル級の。


「これを受けたいんだけど」


レズリーさんに持ってきた依頼書をわたして


「かしこまりました、ギルドカードをお預かりしていいですか?少しお待ちください」


おお仕事ができる美人さんだ!!


「受付は終了しました。気をつけてくださいね!それで仕事が終わったら家で飲みません?もちろん


「フィーナさんも一緒でもかまいませんよ」


ひぃ!また目が怖くなってる!!ならいう事は1つ!!


「お断りします!!」




あたしはノーと言える日本人なのだ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る