神無月から睦月までの日々
しばらく実家を離れ、中国に出張していました。
時々、スマホで映像を見ながら通話をして元気そうな姿を確認。
コロナにも罹らず、元気に週三回デイサービスとフットパワーに通っている様子。
12月には日本に戻り、祖母と一緒の年越し。
大みそかの祖母は、前は年が変わるまでは寝ないと言っていたのが、だんだん早寝になり、結局紅白が始まる頃には寝てしまっていました。
高齢になった母も、紅白の出場者は郷ひろみくらいしか分かる人がいないと言って、途中からうつらうつら。
一夜明け元旦の祖母は、朝からちゃんと起きて、お雑煮お食べ、午後には友人が持ってきてくれた手作りのおせちをぺろっといただきました。
二日目には海岸まで出かけ、初富士はうっすらでしたが、気持ちのよい晴天でした。
元旦におせちに雑煮頬張りて
海空青く 百まで元気
そんな元気な祖母が数日後に熱を出し、急に寝込みました。
心配していたコロナは陰性。
訪問医の先生に来てもらい、点滴を打ってもらったところで、また少し元気が出て、部屋の中は歩けるように。
母と一緒に百人一首をしたり、回復して安心し始めたころでした。
再び、少し熱が出て、また寝込んでしまい。
これまでも調子が悪くて寝込んでも、数日するとけろっと元気になってごはんを食べだしていたので、最初はそこまで心配はしていなかったのですが、だんだん起き上がれない日にちが長くなると不安がつのってきて…。
点滴を打ってもらうと一時的に少し回復するのですが、起き上がることはできず。まさかそのまま2月を迎えることになるとは当初は思っていませんでした。
祖母自身もそうだったと思います。
点滴の管を自分で引き抜きて
なぜ立てぬかとわが身なげく祖母
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