第4話 オニヤンマ、ギンヤンマを追い駆ける!

この小川は北の山間の細い山道から流れていた。

甲は一度首吊り山へ一人で登って幽霊に出くわしたことが有るが、その時は霊魂も人の姿をしていたので、亡霊とは思わず、頻りに甲を睨んでくるので怒られると思い早々に下山したのだが、今回もあの人がやってきて睨まれたら嫌だという感情が先走り足取りが重かったが・幸子はどうしているかと後ろを振り返るも楽し気に笑って山道を上がってきていた。

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