第15話 親殺し

 クライス達はルーシェの遺体と共にアルタイル王国へ帰還した


 ルーシェの遺体はすぐに埋葬され、立派な石像が街のモニュメントとして寄贈された


 クライス「...」

 クライスは帰った日から自室に籠るようになった


 コンコンとドアがノックされる


 コロウ「クライス、陛下がお呼びだ、報告が聞きたいのだろう」


 クライス「...」

 黙ったまま、クライスは部屋を出た


 ガチャリ、と王宮へ続く大きな扉が開いた

 アルタイル王「来たか、息子よ」

 アルタイル王はいつものように感じ悪く玉座に腰かけていた


 アルタイル王「...奴も所詮はただの冒険者だな、こんな役立たずなゴミを引き入れたおれがバカだった」


 その一言が、クライスのトリガーを外したのだ


 クライス「おれはずっと間違っていた、生まれてくる親を」


 アルタイル王「何だと?」


 クライス「次はお前だ」


 ザク!とアルタイル王の腹を切り裂いた


 王宮に血しぶきが舞う中、アルタイル王死別のため、クライスは次の王となった

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