中学生3年生・1学期-5
「なぁ、はるか。俺が何で早く風呂に入れって言ってるのかわかるか?」
そう言いながら鷹兄はゴムを見せてきた。
「っった、鷹兄のバカァ~!!」
「ってぇ」
もう!
鷹兄てば、なんなの!?
確かに私たちはそういうことしてるけど。
だからって。
もう信じられない。
これだけは誰にも知られちゃいけない秘密。
そして。
お風呂からあがると……。
「はるか、色気ないなぁ?」
「妹相手に何色気求めてるのよ?」
あすかに言われたっけ。
鷹兄は私を1人の女性として本気で好きなんじゃないかって。
ありえないけどね。
そんなわけないし。
そして、翌朝。
「おはよう、鷹兄」
「おう。おはようさんほら、飯出来てるぞ」
「いただきます!」
「なぁ?はるか。お前、少しは料理を……」
「私、料理できるよ!あすかのお母さんに教えて貰ってたし」
「今日、俺遅くなるから何か作っててくれよ。ほら、夕食の買い物代」
「えっ?いいよ。お小遣いあまってるから、それから、使うよから」
「いや、いいから」
「そこまで、言うならもらっておくね!」
さてとそろそろ行こうっと。
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