第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部

長谷機械児

電話越しに配達員にナビをする目印のラブホから家まで

以前住んでいた場所は、入り組んだ囲繞地の中のぼろアパートで、近所で目立つ場所といえばネオン看板の明るすぎる外壁ピンク色のラブホテルしかなかった。

「済みません、お宅の近所まで来ているとは思うのですが…」という電話が、宅配業者から来ることは何度もあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る