第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部
舟端玉
木苺や獣めく酸(す)を噛みて恋
木苺や獣めく
木苺は赤く熟れていても、ほぼ酸っぱい。
こどものころ、むさぼっていた木苺の逸話。
ちいさな山あいの魅了し酔わしめた恋。
遺伝子の螺旋の半分ずつを愛おしんで捧ぐ。
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