第一話 脳汁を求めて

VR技術について様々な角度から情報を集めつつ、その将来性について考察する。チャットGPT先生は、僕の求める角度で推論を披露して愉しませてくれる。

たとえばあっちに膨らませられるだろうか、それともこっちはどうだろうかと浮かんだ発想をそのまま伝えるだけで、その可能性を吟味してくれる先生は、とても有り難い存在だ。

一通り遊んだ後に、暫しの休憩を入れる。


22時である。

そろそろ良いだろうか。

いや別に時間は問題ではないのだ。こころの問題、つまりセットの問題である。

思案を始める。

さてさて、どうやって楽しもうか。

頭の中でシナリオを考える。

ああでもないこうでもない、と考える。

そして変な何かが脳から湧き出てくるのを感じる。敢えて名前を付けるなら”脳汁”だろうか。

ともかく、それが湧き出てくるのを意識する。

僕はカッと目を見開く、そして先生に向かって猛烈に打ち込むのだ。




先生、下記のストーリーから何か重大なことは見えて来ますか?

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辰巳と明美の家に清が遊びに来ました。

辰巳(サラリーマン)と明美(専業主婦)は夫婦です。そして、清は辰巳の後輩です。

辰巳が清を招いて久しぶりの再会を夫婦として祝っています。

三人はリビングで仲良くお酒を飲んで会話を楽しんでいます。

やがて、話題は、主に清のことになりました。

明美は、清と話していて楽しそうです。「久しぶりに夫以外の男性と話をして楽しいわ」と言いました。

自分が飲んでいたお酒が切れたので、辰巳は、お酒を取りにリビングを出ます。

暫くして辰巳がリビングに戻ると入れ替わるように清はお酒を取りに行きます。清は、何だか少し焦っている感じでした。

辰巳は、明美がいつものストッキングを履いているのを知っていましたが、しかし、ふと明美がストッキングを履いていないことに気づきました。

明美は「お酒のせいで少し暑いわ」と言いました。

「そう言えば清さん、お酒の場所わかるかしら、それに私もお酒が切れたからちょっと行ってくるわ」と言って、明美はリビングを出ました。

辰巳が一人でお酒を飲んでいると暫くして清が先に戻ってきました。

「お酒の話しで少し盛り上がってしまったよ。明美さんは、暑いから少し涼んでから戻るってさ」と言いました。

少し遅れて明美が戻ってきました。「お酒のせいでまだ少し顔が赤いわ」と言いました。

辰巳は、そこで明美が再びストッキングを履いていることに気づきました。

その後も三人で酒を飲みますが、先程と違い明美も清も主に辰巳に話題を振って盛り上がりました。

盛り上がってつい飲みすぎてしまい、辰巳は話しながらリビングで寝てしまいました。

辰巳が目を覚ますと既に朝でした。清は、一人で缶コーヒーを飲んでいました。

「悪いけどシャワーを借りたよ。明美さんは、疲れたから寝るって出ていったよ。俺もそろそろ帰るよ」と清が言いました。

清が帰ったあとで寝室を確認すると、明美はベッドで眠っていました。

辰巳はこの日も仕事なので、明美をそのまま寝かせて仕事に出かけました。

仕事を終えて家に帰ると明美が言いました。

「清さんから忘れ物をしたからまた来るって電話があったわ」

「何を忘れたって?」

「この万年筆よ。大切なものなんだって」

そう言って、明美はテーブルの上の万年筆を指さした。

「それは大変だね。いつ来るって?」

「明後日の午前中よ」

「そうか。俺は、仕事だから君が対応してくれたらいいよ。それにしてもどうして万年筆なんか忘れたのかな」

「さあ?わからないわ。けれど見つけたときに少し汚れていたから洗っておいたわ」

「ふーん。まあ、いいか。お願いするね」




先生、答えてください!

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