第20話 Tシャツの日/『ボトムス履かなければ完璧』

「赤いTシャツが世界一似合うと思って」

「プレゼントありがとう」

「本来立襟がベターだけど」

「普通襟ないだろ?」

「ディテールにこだわればね」

「丈がやけに短くない?」

「本当は腹出してほしいくらい」

「さっきから何言ってんの?」

「ごめん、世界一似合うのはプーさんだ」

「コスプレ!?」




◆7月20日は「Tシャツの日」/2023年7月20日作

#140字小説『ボトムス履かなければ完璧』

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