ダンジョンやす田 ~田舎のダンジョンマスターが配信はじめました。初心者からマニアまで使えるダンジョン知識を披露したらじわじわと評価されていって経営が捗る
第13話 冒険心に火を灯せ?!「携帯炉」の使い方! 個性に合わせて選んで使おう!(即席スープにオーガ焼肉、エルフ水で乾杯)
第13話 冒険心に火を灯せ?!「携帯炉」の使い方! 個性に合わせて選んで使おう!(即席スープにオーガ焼肉、エルフ水で乾杯)
はいどーも! ダンジョンやす田チャンネルの、ダンジョンマスターやす田です。
みなさんは、ダンジョンに持っていく道具で大事なものは何だと思いますか。武器や防具、それも大事です。罠外しの七つ道具、確かにそれも必要でしょう。ですが敢えて今回は、地味だけど重宝する「携帯炉」について、紹介していきたいと思います。
それでは、行ってみましょう。
夏の盛りがようやく過ぎ、日が暮れるとほんのり涼しくなってきました。冒険者にとっても、ダンジョンに潜りやすくなりましたね。
特にダンジョンは奥に入り込むほど外気温の影響を受けにくくなり、設定された環境にもよりますが、多くの場合、気温が低くなります。そういった低気温環境では火を用意できる道具の有無が、文字通り生死を分けることになります。
また、手軽に火を起して使えるようになると、いろいろな作業に活用でき、ダンジョン内での活動の質を上げることができます。単純に言っても、冷たい携帯食と、温かい食事の違いだけでも、活動できる量に差が生まれ、最終的なダンジョンでの活動結果につながります。
そんなわけで、「10フィート棒」「ふくろ」に続く冒険者グッズ紹介第三弾の携帯炉を用意しました。ここにあるのは、自分が今現在使っているものと、過去に使っていたもの、ほかのダンジョンメンバーが使っている携帯炉などです。それぞれに個性と特徴があるので、見ていきましょう。
まずこちらが自分が冒険者時代に使っていた小箱型携帯炉です。一辺がだいたい15センチくらいの箱型で、上の蓋を開いて使います。燃料は固形のタイプですね。よく旅館などで出てくる、小鍋を煮立てるのに使う小型コンロに近いですね。
次にこちらが現在自分が使っている、折り畳み型の携帯炉です。開いた状態だと大きめのハンカチくらいある一枚のプレート状ですが、折りたたむと立派な炉の形になります。燃料は液体式で、別になっている小瓶をセットして使います。昔懐かしい、アルコールランプを思い出させますね。この形式の方が軽くて、火力が出ますね。
次々行きましょう。次のものは、真理さんが自分用に使っている、携帯錬金炉です。キャンプ用のカセットコンロにちょっと似てますね。重さはだいたい、1キロもないくらいですかね、自分が使っているものと比べると割と重いです。燃料はこちらも液体式ですが、ふいごがついてますね。細かな火力調整ができそうです。
梶くんの携帯炉がこっちです。これは携帯炉というより、移動可能な小型炉ですね。車輪の付いた金属の土台に、石で作られています。取っ手がついているので、これで押しながら移動するんですね。見た目よりは重たくない……いや、やっぱり重いですね。普通の冒険者がこれを使うことはないでしょう。ドワーフのスミスならではの選択ですね。
最後に垂飯降くんの携帯炉です。今まで出てきた炉の中で、一番カッコいいデザインをしていますね。本人曰く、サンド・エルフのセレクトショップで見つけてきた掘り出し物だそうです。というか、五徳部分が宙に浮いてますね。エルフ独自の技術で作られているのでしょうか。燃料は何か聞くと、なんでも大気中の火の魔力を勝手に取り込んで燃えてくれるそうです。久しぶりにエルフっぽいところを見せられて、ちょっぴり悔しいです。
そんな感じで、いろいろな炉を見てきたところで、使い心地を確かめてみましょう。今回は携帯炉で煮炊きをし、焼肉をしたいと思います。
まず飯盒に水を入れ、炉の上に置いて火をつけます。だいたいコップ一杯の水で、7~8分くらい沸騰します。沸騰したら細かく砕いた乾燥ヌードル、乾燥野菜、粉末スープを入れ、さらに細かく砕いたエルフ・ビスケットを入れて、具が柔らかく煮えるまで火を入れます。即席具入りスープの完成です。
オーガの背肉を一口大に切り、塩と胡椒、植物油を合わせてよく和えておきます。次に炉の上の飯盒をよけて、火の上にフライパンを乗せます。温まってきたら植物油を軽く塗り、焼肉の準備は完了です。
それではいただきます。今日は垂飯降くんから提供されたエルフ水で乾杯です。エルフ水はエルフの浄水魔法で生成した水に薬草のエッセンスを加えた飲み物です。浄水された純度の高い水に薬草のほんのり甘い香りが移っていて、飲んでいると心が癒されますね。
フライパンの上に置いたオーガ肉も順次焼けてきたので食べていきましょう。オーガとかジャイアントみたいな、ヒューマノイドタイプの魔物の肉って、何となく人肉食っぽい雰囲気がして忌避していましたが、猿の肉を食べる地域も世の中にはあるし、適切な方法で処理していれば特段臭みなどもなく、普通に食べられますね。
はい、今回の動画は以上です。最後までご視聴ありがとうございます。
携帯炉の使い方、いかがでしたか。
携帯炉は食事以外にも水を煮沸することで水分の補給できるし、お湯を沸かせば傷口の消毒もできるし、布を浸して体を拭けば衛生状態が維持できるなど、様々な使い方があります。
道具の使い方は創意工夫のし甲斐がありますね。柔軟な発想こそ冒険者の最大の武器です。みなさんもこういう使い方があるぞ、という方はコメントをお願いします。
自分たちはG県M市、T市でダンジョンやす田というダンジョンをやっています。G県には、多彩なモンスターや採取ポイントをもつダンジョンがたくさんあるので、もしG県に来た際には色々挑戦してみてください。
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