ダンジョンやす田～田舎のダンジョンマスターが配信はじめました。初心者からマニアまで使えるダンジョン知識を披露したらじわじわと評価されていって経営が捗る

きばとり　紅

はいどうも！『ダンジョンやす田』チャンネルやっているダンジョンマスターやす田です。

今回はスライムの討伐からドロップ、アイテム合成まで紹介します。

こちらが今回のスライムです。

ダンジョンやす田では一階から二階の手前半分でポップします。

ダンジョンやす田では主にグリーンスライムをポップさせています。グリーンスライムは個体数も多く、個体差が少なくて変異種が生まれにくい種族で、主にダンジョンの低層でポップします。

スライムというと鎧や剣、衣服を溶かす酸性の体液で出来ているイメージがあると思いますが、基本的にグリーンスライムの体液は中性から弱酸性になっています。ですので冒険初心者がなけなしのお金で買ったような、比較的低品質な装備でも十分対抗できます。動きもゆっくりしていて、繁殖期で興奮していないかぎり、地面から能動的にとびかかってくることはまずないでしょう。ただし、粘性の高い体液で出来ているため壁や天井に張り付き、近づいてくる有機物を取り込むために落下してくることはあります。そのため、スライムがポップするフロアでは、キチンと照明などで壁面や天井をクリアリングすることが重要です。

はい、ではここからスライムの討伐をしていきます。スライムは粘液の体の中にコアを持っており、ここを破壊することで倒すことができます。斧やハンマーのような打撃力のある武器より、剣や槍などの方が効果的に戦うことができますし、腕に自信がある人は弓矢やガンのような投射武器でコアを射抜くことで倒すことができるでしょう。私は昔、所属していたパーティの先輩がダーツでスライムを倒していたのを見たことがありますが、よっぽどの腕がない限り粘液に防がれてしまうでしょう。

はい、こちらが討伐したグリーンスライムです。スライム種のドロップ品は主に粘液とコアになります。粘液はコアから剥がれた際に見えない筋に沿って固まったものを採取します。コアは討伐の際に、うまく粘液から破壊せずに取り出すことができれば入手できます。粘液は錬金術の素材、コアはモンスターテイマーの飼料として需要がありますが、今回はダンジョン飯として有名なスライムかけご飯を作っていきます。

お湯を沸かした鍋に塩少々を入れ、スライムの粘液を落としていきます。今回は一人前の分量で作りますが、だいたい一体のスライムの粘液で３～４人分くらいのスライムかけご飯がつくれますね。スライムの粘液をお湯の中に落としたら、粘液の周囲が固まるまで、そっと菜箸などで混ぜます。粘液が固まってくると、だんだんと緩やかなまとまりになっていき、色も毒々しい緑色から、食欲を刺激する鮮やかなグリーンに変わっていきます。ある程度まとまってきたら、お玉などで掬っておきます。はい、ポーチドスライムの完成です。これをご飯の上に乗せれば完成ですが、今回は贅沢に、スライムのコアを使ったタレも作っていきます。コアを包丁で細かくたたき、ショウガとしょうゆ、刻んだネギ、みりんを少々混ぜて、タレの完成です。

それでは早速食べていきましょう。今回は一緒に飲むものとして、ブルーオーク・ビールを用意しました。ブルーオークはダンジョンの中層からつながっているゲートからいけるオークの地下帝国で製造されている、ビール風味のポーションです。オークの兵隊が体を癒すためのポーションをなかなか飲みたがらないことに気づいた創業者のオークビール醸造家が研究を重ね、ビール醸造の過程で大量のブルーポーションを追加して二次醸造させるという方法を発見してできたのが、このブルーオーク・ビールです。今ではオークの勢力圏外でも見られる比較的ポピュラーな飲み物になりましたね。

……うん、この喉ごしに切れのある苦み、見た目はちょっと青っぽいですが、かなりビールですね。ちなみにアルコール度数は通常のビールより低いので、これならごくごくいけちゃいますね。でも、ダンジョンの外で呑むと、日本の法律に抵触するので、気をつけましょう。

ポーチドスライムをご飯の上にのっけて、箸でちょっと割りながら、タレをかけ、あとはもう空腹に任せて口の中に掻き込みます。うん！これこれ。これなんだよなぁ！火を通すことでスライムの粘液にある酸が無毒化されて、ほのかな酸味に変わっています。そこにコクのあるタレを回しかけて食べれば、気分はもう、一端の冒険者ですね。もしタレが無くてもしょうゆだけで十分おいしく食べられます。でも、このジュルジュルした舌ざわりは、もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんね。なんとなく生っぽくて嫌、という場合は、ポーチドスライムで加熱を止めずに、いっそ茹でスライムにしてしまうと良いでしょう。

はい、本日の動画は以上です。最後までご視聴ありがとうございます。

スライムの討伐、いかがでしたか？低層のモンスターでも油断すればパーティの危機に直結しますが、きちんと対処すれば、貴重な財産になります。どんな冒険者も初めはスライムとゴブリンを相手に戦って、いずれは名のある冒険者やダンジョンマスターになっていきました。そう思うと、スライムかけご飯もまんざら捨てたものじゃありませんね。

自分たちはG県M市、T市でダンジョンやす田というダンジョンをやっています。G県には、多彩なモンスターや採取ポイントをもつダンジョンがたくさんあるので、もしG県に来た際には色々挑戦してみてください。

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