私の箱庭
紫田 夏来
絶望の箱庭の中のあなた様 私はいつも見つめています
人の心というものは箱庭のようなもので、個人の思想や過去の記憶が小さくコンパクトに詰めこまれています。人はそれぞれ心の中に自分の世界を持っており、他人の世界に影響を及ぼすことはできても、変えることはできません。その世界こそが、まるで箱庭なのです。希望に満ちた人の箱庭は明るく、絶望に満ちた人の箱庭は暗いのです。
この短歌の主人公は「私」で、絶望で満ちた箱庭を持つ「あなた」を見つめています。見るだけで、何もしない。それはある種残酷ですが、「私」は「あなた」を、自分が存在することで支えたいと思っている。そんな愛の形を感じ取っていただければ幸いです。
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