No.166 バリュー
「その格好寒くない?」
友達が私のジャケットを指して言い放った。
確かに思った以上の冷え込みで失敗したかも。前をきゅっと合わせ両腕を抱える。手触りがサラサラと気持ちよかった。
「失敗しちゃったかな」
これ、先週一目惚れしたものなのよね。私は彼女に見えないようにふふっと小さく笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます