No.95 もしものために

料理をする男子は珍しく無いけれど、俺はパンも焼くし味噌や醤油も作る。

もしものためだ。

万が一の「異世界転移」に備え用意周到に。


帰宅して一息ついた時、床に円形の光が広がった。

来た、魔法陣!?


光が収まると、変わらず自宅の部屋で猫耳の少年が倒れていた。


そのパターンは想定してない。

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