No.74 タクシー

疲労に飲みが重なってヘトヘトだった。

ちょうど目の前に停まったタクシーに乗り込む。

走り出した振動の心地よさが眠りを誘う。


「着きましたよ」


北側の入口に停めてくれたんだ。

こっちの方が部屋に近いから助かる。


「またお願いします」と走り去るタクシー。





あれ?

わたし家の場所言ったっけ?

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