No.50 人魚姫
「人間になりたい?」魔女の問いに彼女は頷きました。
「なら適正を観るかね。お前嘘はつけるかい?」彼女は首を横に振りました。
「他者を陥れることは」「いいえ」
「人の失敗を喜べるかい」「いいえ」
「お前に人間の適正はないね。仕方ない、その声を貰うことで人間らしくなれるだろう」
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