No.10 エクスキューズミー

「エクスキューズミー」

俺を呼び止めたのは外国人だ。手には印刷した地図。ここに行きたいと。

「えーThisストリートを」

「あ、日本語ワカリます」

拍子抜けしたが丁寧に日本語で説明し笑顔で別れた。


「エクスキューズミー」

振り返ると彼は別の人にも道を聞いていた。

俺の案内では駄目だったか。

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