佐名木なつ江
ママさんの大学時代の先輩。10歳の頃、映画「大坂大恋上」で、幼少期の主人公役でデビューして以来、70年以上のキャリアを持つ、昭和を代表する大女優。
20歳の頃、映画「たんぽぽ鏡」で、当時の二枚目スター・嵐山全十郎の相手役で出演。その妖艶な演技は、なつ江についていた子役のイメージを払しょくし、彼女を一躍スターの座に押し上げた。
43歳の頃、女手一つで実家の魚屋を大財閥にまで押し上げ、『女太閤』の異名をもっていた唐峰さと子の生き方に感銘を受け、公私に渡り付き合いのあった作家・野辺真次郎に彼女の伝記の執筆を依頼する。そうして完成したのが『細腕太閤記』である。「細腕太閤記」はベストセラーとなり、間もなく映画化・舞台化・テレビドラマ化されたが、そのいずれもで、なつ江は主人公であるさと子役を演じた。特に舞台版は、自他共に認めるなつ江のライフワークとなり、上演年数は30年を越え、回数は2000回を突破する程になった。作中、さと子役のなつ江が反復横とびをものすごい勢いで行うシーンは、『細腕太閤記』だけではなく、なつ江自身の代名詞となり、「なつ江といえば反復横とび」と言う若いファンも多い。
79歳の頃、低年齢女子向け特撮ドラマ『まほうしょうじょ・えたーなる☆ぽぷら』に、主人公の春﨑ぽぷら(10歳。聖エターナル小学校に通う小学3年生。実は魔法少女)役で出演。ぽぷらのお伴であるオラベー(天使のような翼の生えた子猫。人間の言葉を話す。関西弁で話す)がCGで処理されていることに対し、リアル志向のなつ江は立腹。「なら、私が本物のオラベーを作ってみせる」と言い放ち、自費で大量の猫を購入。微笑町にある某製薬メーカーの工場近くの池(頭がふたつある蛇とか、足が一杯あるカエルとかがしょっちゅう発見される)に、猫たちを投入れようとしたところを動物愛護団体に発見され、射殺された。
自分の出演した映画やドラマで、主題歌を担当することが多かったなつ江。出棺の際は、彼女の代表曲である『はまち岬』『涙嵐』『雪の峠がせつなくて』『哀愁』『にゃぱ! ぽぷらは恋する乙女でしゅ!』などが流された。
初期は設定が固まっておらず、第15話「さよなら三角またきてアサシンの巻」まではなんか教師とかより偉そうなやたら権力握っている美少女生徒会長として登場していた。
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