第11話 魔族国からみた異世界の思い出

 クラス全員が謎の魔法陣により転移させられた時、彼らの前に現れたのはかのん達が魔王と呼んだ存在であった。だが彼は自らを魔王とは名乗らずあくまで「この国の王」であると言った。


 だからレイジやミア、その他クラスメイト達にとっては召喚された国に住む人々がこの世界での一般的な人間であり、隣の王国から攻めてくるもの達は野蛮な侵略者であった。


 実のところ、かのん達が所属していた王国に住む人々も、レイジ達が所属していた魔族国に住む人々も全く別の生き物というわけではない。ただ、魔族国の人々は生まれ持った魔力が多くなりやすい。その程度の差異でしかなかった。


 つまるところ魔王討伐とはただの侵略戦争であり、かのん達はそれを知っていながら、日本に帰る事ために王国に力を貸していたのである。


 レイジ達を召喚した王は、徐々に隣国に侵略されつつあるこの国を救うための救世主として禁忌とされる異世界召喚の儀式を行ったと説明した。


 憧れの展開に一部のクラスメイト達が沸き上がる一方で当然の疑問を投げかける者もいた。この国を救ったら自分達は帰れるのか、だ。それに対する王の回答はノーであった。当然のごとく王を責めるクラスメイト達。それに対して王はただ頭を下げた。そんな王を見て上野は誠実な人間だと感心した。


 王の立場を考えたら、適当な嘘で自分達を安心させてから思い通りに働かせて用が済んだらまとめて暗殺するのが効率が良い。もちろん上野は与り知らない事だが、実際に侵略者側の王国はそうやってかのん達を操っていた。しかし目の前の王は帰せないと知りながら国の為にと自分達を呼び出した事を謝罪し、代わりに国を守った暁には全員に出来るだけ望み通りの願いを叶えると約束した。


 納得がいかない様子の者は何人も居たが、それでも目の前の現実は受け入れなければならない。上野達、召喚者はそれぞれに授けられたチートスキルの確認をする事となった。


 チートスキルとはその名の通り、チート級……つまり反則的な強さを秘めたスキルである。もともと何の魔術的な才能も持たない者が、日本からこの世界に召喚された際に与えられる恩恵であった。「異世界言語理解」スキルは、言葉が伝わらなければまともにコミュニケーションが取れないためこれもチートスキルと共に与えられるオプションのようなスキルである。


 クラスメイト達はそれぞれ素晴らしく協力なチートスキルを持っており、国軍の人々はこれで隣国に勝てると湧いた。


「クラス全員が異世界に召喚されてたの? なのにみんなしてその事を忘れてるんだ……。」


「……ああ。あの時のことを覚えているのは俺だけだと思う。」


 上野は敢えて他の6人の事を話さない事にした。ミアが彼らに対して不自然な態度を取らないようにするための気遣いである。


「上野君だけが覚えてるって、何か特別な事をしたの?」


「いや、心当たりは無いな。話を戻そう。そんなわけで……というかまあクラス内でも色々と意見は割れたけど、最終的にはやるしかないって事で俺たちは侵略者と戦う事を決意したんだ。」


「そんなわけでって言うけど、いきなり戦争しろって放り込まれて良く対応できたね!? ……私もそうだったのか。」


「もちろんいきなり戦争に駆り出されたわけじゃない。既に侵略者達は国境を超えた主要な要塞をいくつか落としていたけれど、それでも国が滅びるまで猶予が無かったわけじゃないからな。まずは各々がチートスキルを使いこなすための訓練だった。」


「ダンジョンに潜って魔物を狩ったりとか?」


「思い出したのか!?」


「あ、ごめん。なんかテンプレ的にそう言う感じかなって……。」


「『テンプレ』か……確かにそんな事を言ってる奴もいたな。どういう意味なんだ?」


「えっと……よくある創作の異世界転移モノだと最初に簡単なダンジョンでレベルを上げるみたいな展開が多いよって事なんだけど。」


「なるほどな……たしかにファンタジー小説のような世界だったからな。レベルってものは無かったけどステータスはあったぞ。」


「ステータス!?」


「ああ、実は今も見る事はできる。『ステータス』。」


 上野はそう言って手を前にかざすとそこに彼のステータスを表示する画面が現れる。ミアには何も見えないが、彼が嘘をついているとは思わなかった。


「これもチートスキルのオプションだと言っていたな。」


「レベルが無いなら、何が表示されているの?」


 体力とか魔力とか、そういうのが可視化されているのだろうかと期待したミアだが上野の回答は期待を裏切るものであった。


「俺の名前と、持っているスキル。以上だ。」


「あ、そうなんだね……。」


「ガッカリしているな。」


「うん……まあゲームみたいに攻撃力とかが無いのは仕方ないにしても、例えばステータス異常……自分が病気になってるかとかが分かったら健康診断の代わりになるしすごく便利なのになって思っただけ。」


 ミアが言うと、上野は驚いたような顔をしたあと楽しそうに笑った。


「え、そんなに変なこと言ったかな!?」


「すまない……。違うんだ、異世界に召喚された時に神田は同じ事を言っていたんだ。それを思い出した。あちらの記憶は無くても君は君のままなんだな。」


 そりゃそうだよ、と言いたくなったが多分上野の中では異世界のミアと今のミアは別人なんだろう。その差を埋めるために話を聞いているのだ、そう考えたミアは引き続き上野の話を聞くことにした。


「じゃあ上野君はいま自分のスキルが目の前に表示されているの?」


「ああ。俺のスキルは『異世界言語理解』と『魔剣創造』だな。」


「魔剣創造! 凄そうなの来たね!」


「残念ながら戦闘能力としてはハズレの部類だったな。チートスキル全体に言える事なんだが、大層な名前の割に効果は……というものが多い。」


「そうなの?」


「ああ。魔剣創造は魔力で、剣を創り出すというスキルであって作られた剣はただの剣なんだ。」


「なるほど……私はてっきり炎に包まれた剣とか、一振りで嵐を起こす剣とかそういう凄いモノを作り出せるのかと思ったよ。」


「俺も最初はそういうものを期待したんだけどな。どれだけ訓練しても作れる剣はこれだけだった。」


 そう言って上野は手の平を上に向ける。するとそこに一本の剣が現れた。それはなんの装飾も無い無骨な剣で、全長1m程度。


「魔力がある限りこれを無限に作れるのが俺のチートスキルだ。」


「すごい! 何も無いとこらから剣が出てきたよ! 魔法みたい!」


 実際に超常現象を目の当たりにしてミアはテンションが上がる。


「ちなみに剣は生み出してから3時間ほどで消える。任意で消すことも出来ない不便なスキルだ。……これはそこの掃除用具入れにでも突っ込んでおこう。」


 上野はそういうと剣を掃除用具が入ったロッカーに放り込んだ。箒の横に剣が置かれているというシュールな光景にミアは思わず笑ってしまった。


「無限に武器が作れるなんて十分強そうなスキルだと思うけど、ハズレ扱いだったの?」


「当たりのスキルが強すぎるというのもあったな。面白いのは『聖剣創造』って名前のスキルがあってこれは名前の通り聖剣を創り出せたんだ。創られた聖剣は魔力を宿していて、それこそ素振りしたらそこから光の衝撃波が飛んでいって射線上の敵を真っ二つにしたり、持つだけでなぜか身体が強くなって剣の腕も達人級になるものだった。

 ……俺が作る剣と違って、本人しか聖剣を扱えなかったり1日1本しか作れないって制限はあったけどいざ戦いにおいてはあちらの方が圧倒的に上だった。」


「でも上野君のスキルも使い方次第で強いんじゃないの? 某慢心王みたいに産み出した剣を矢のように飛ばしまくって攻撃するとか。」


「……君は本当にミアなんだな。異世界でも戦力になれずに悩んでいた俺に同じ言葉を掛けてくれたんだよ。」


 上野は優しく微笑んだ。


「チートスキルはルールを捻じ曲げるような成長はしない。例えば俺の魔剣創造は、特徴のないさっきの剣以外は作れない。だけどキミが今言ったように、その使い方には工夫の余地がある。

 だから俺はまさしく君が言ったように創り出した剣を飛ばして攻撃に使えるように訓練したんだ。まあ最終的には攻撃手段としてそこそこ使い物になる程度にはなったけれど、その頃には戦争もほとんど終わっていて今さらそこそこの戦力として加われても仕方が無いって感じになってしまっていてな。結局実戦で使う事はなかったんだけど。」


「そっか……。そういえば私もチートスキルを持っていたんだよね?どんなスキルだったか覚えてる。」


「ああ、もちろんだ。君のチートスキルは『魔力消失』と言って、周辺の魔力を掻き消すスキルだった。チートスキルも魔力を起点に発動するから、君が『魔力消失』を使っている間は周囲でスキルが使えなくなるんだ。」


「え、それってみんなの足を引っ張るスキルじゃん。」


「最初はそうだった。でも君もスキルの訓練をして、掻き消す範囲を任意に調整できるようにしたんだ。だから最後は味方のチートスキルを阻害せずに敵の魔力のみ消失できるようにまでなっていた。」


「そうなんだ。異世界の私も頑張ったんだね。」


「ああ、誰よりも努力していたしそんな姿を見て頑張ろうと思ったクラスメイトも多かった。いい意味で君はクラスの中心になっていたよ、生徒会長殿。」


 ミアは記憶にない努力を褒められて複雑な気持ちになる。


「召喚されて半年ぐらいは訓練の日々だった。チートスキルを使いこなすためってのもあるけれど生き物を殺す事に慣れる必要もあったからな。」


「そっか……戦争って事は人を殺さないといけないんだもんね。それはなんというか、辛いなあ……。」


「いざ戦場に出るとそんなことも言ってられないんだけどな。ただ最初の半年は相手が魔物だったって事もあってそれこそみんなゲーム感覚だったんだと思う。『勇者』や『賢者』なんてチートスキルを持った奴らはそのスキルでガンガン魔物を殺していたよ。」


「上野君は、ひたすら剣を飛ばす訓練?」


「それもあるけど、俺の場合は国軍の兵士との連携強化が主だったな。何せ無限に剣を作れるから、俺がいれば兵士に持たせる剣の供給には困らない。その分、素材も鍛治師の仕事も別のものに回せるって事になったんだ。だから俺は生産者として重宝されたんだ。」


「私もその、魔物をたくさん殺してたの?」


「いや、君もしばらくはスキルの訓練だったな。やっとそれなりに形になる頃にはもう戦闘に特化したメンバーはダンジョンでの訓練を完了していたし、そのまま実戦に赴く事になったよ。」


「実戦……戦争だよね。」


「ああ。悲惨だった。あまり詳しくは語れないな。俺たちが召喚されてから戦争が終結するまでおよそ3年。戦場に出てからは2年半だな。」


「無事に侵略者を退けたの?」


「いや、結局負けた。俺たちの力があっても戦況をひっくり返せなかったな。負けるまでの時間が少しだけ延びた、それだけだ。ただ、その稼いだ時間で一般人が安全な街に避難する時間が出来たからまるで意味がなかったってわけでも無かったがな。」


「そ、そうなんだ……。相手の軍も強かったんだね。」


「ああ。相手の軍はこちらの軍より一人一人の練度も高かったし、連携も整っていた。正直軍の戦力ではボロ負けだったよ。だけどそこは俺たちのチートスキルで補える程度ではあったんだ。」


「軍隊って1000人とかいたりするんじゃ無いの? チートスキルでなんとかなっちゃうなんて、やっぱりすごいんだね。」


「現代の戦争よりも戦い自体は原始的ってのがあったな。銃や大砲があれば個の力ではどうにもならなかったと思うけど、遠距離攻撃は弓のようなものやあとは魔術による砲撃が主だったんだ。」


「ファイヤー! みたいな?」


 ミアが何気なく聞くと、上野は顔を曇らせた。


「いや……もっと原始的に魔力を単純なエネルギーとして飛ばすって感じだったな。そもそもあの世界の魔術には炎を扱うものは無くて、『火炎魔法』というチートスキルを与えられたクラスメイトのひとりは、当初国の魔術師達にとても喜ばれたんだ。」


「え、なんで? なんかファイヤーってゲームとかだと基本的な魔法で、むしろ他の属性も使える賢者とかの方が強そうな気がするけど。」


「……魔術には炎を扱うものは無いって言ったけど、1つだけ例外があったんだ。それが敵国の魔女が使う『紅蓮』って術で広範囲、高火力の反則級の術だった。おまけに魔女の魔力が底無しに多いのか、術の燃費が良いのかは分からないがそんな術をひたすらに連発してくるんだ。」


「それは、私たちが召喚された国の人には使えなかったの?」


「ああ、侵略国よりも魔術の研究は進んでいたはずの俺達の国でも『紅蓮』の術はどうしても再現できなかったらしい。だから『火炎魔法』のスキルは歓迎されたんだ、「紅蓮の魔女に対抗できる」って。」


「紅蓮の魔女……。」


 どこかで聞いたことがあるような気がしてミアは呟く。上野は気にした様子もなく話を続けた。


「侵略国の軍は精鋭揃いだったけどその中でも飛び抜けて強い4人が居たんだ。『聖剣の勇者』、『聖盾せいじゅんの勇者』、『光の聖女』、『紅蓮の魔女』。通称、侵略国の四天王。俺達の国では畏怖を込めてそう呼ばれていたよ。」


「なんかすごい、ゲームみたい。」


「名前だけならな……初めて戦った時はみんなゲームみたいなノリだったよ。「俺たちで四天王を倒そうぜ!」ってな。だけどさっきも言ったように戦争には勝てなかった……つまり俺たちは四天王に勝てなかったんだ。」


「さっき言ってたチートスキルでもどうしようもなかった相手って言うのがその四天王なの?」


「そうだ。正直手も足も出なかった。チートスキルの中には『勇者』や『剣聖』なんていかにもなスキルがあって、それこそ1対1なら圧倒的な強さだったんだけどそれでも勝てなかったんだ。2年半の戦いの中で、クラスメイトのほとんどは戦いの中で命を落とした。」


「えっ!?」


 予想だにしない発言に戸惑うミア。


「みんな、死んじゃったの?」


「ああ。最後に生き残ったのは7人だけ。残りはほぼ全員が「紅蓮の魔女」に殺されている。聖剣と聖盾使いに殺されたのは、さっき言った『勇者』と『剣聖』、それと『聖女』くらいだ。」


「さっき言ってた『火炎魔法』で対抗できなかったの?」


「しっかり鍛えて戦えれば何とかなったのかも知れないが、そいつは初陣で死んでしまったよ。炎の規模があまりに違いすぎてどうしようもなかったらしい。精々ボウリングの玉ぐらいの炎の玉を出せる程度の状態で、街を丸々焼き尽くせる相手に挑んでしまったということだ。」


「そっか……私も、その……。」


 言いづらそうに聞くミア。上野は出来るだけ言葉を選んで話す。


「そうだな。実は君はギリギリまで生き残ったんだ。君のチートスキルは紅蓮の魔女の炎すら消すことが出来たから。最後の最後、敵が王城に攻め入ってくる時に王が生き残った俺たちを逃がしてくれた。その途中で君は逃げ遅れたクラスメイトの1人を助けに行ったんだよ。そこを紅蓮の魔女に襲われたらしい。炎自体は無効化したけど、そのまま天井が崩れてきてクラスメイトを庇って君は犠牲になった……君に助けられたクラスメイトが泣きながらそう話したんだ。」


「そっか……。」


 誰かを助けようとして死んだなら、自分の命に意味はあったんだろう。ミアはそう結論づけた。


「王城を脱出した俺たち7人はしばらく一緒に行動していたけど、まあもともと仲が良かったわけでも無い。その後は各々チートスキルを活用して好きなように生きようということでバラバラになった。俺は四天王……特に君を殺した紅蓮の魔女に復讐を誓ってその後もチートスキルを磨いて魔女を探し続けたものの、結局見つける事は出来ずに十年以上も過ごした。最後は病気で死んだと思うんだけど、気が付けば召喚された瞬間に戻っていたんだ。」


「えっと、じゃあこの世界の感覚でいえば一瞬しか経ってないのに十数年間の異世界の記憶があるって事?」


「そうなるな。」


「つまり上野君の精神は30歳以上なんだ……大人だね。」


「まあ、何も為していないまま年だけ取り続けたんだ。中身は子供のままだよ。」


「そう言えるのが大人な気もするけど。えっと、それで私と上野君の向こうでの関係なんだけど……。」


「ああ、恋人同士だった。向こうに行って1年経ったぐらいかな。クラスメイトが何人も死んで、守れなかったと落ち込んでいる君を俺が励ましているうちに……という感じだな。」


「そうなんだ……。覚えてなくてごめんなさい……。」


「いいんだ。君は悪く無い。悪いのはあの魔女なんだ。」


 その言葉に違和感を覚えるミア。


「確かに異世界では魔女に殺されちゃったらしいけど、私が異世界の事を覚えていないことに対しては魔女は関係ないんじゃ無い?」


「……ああ、そうだな。奴への復讐心のせいでちょっと混乱していたらしい。」


 上野の言葉に誤魔化すような気配を覚えたが、ミアは追求しない事にした。


「でも無事に……っていうのも変な感じだけど、こっちに帰って来れたんだしさ、今からでも楽しい思い出を作っていけないかな?」


「…………。」


「紅蓮の魔女への復讐だって、日本じゃ出来ないわけだし。異世界の思い出を共有は出来なくても、私は上野君と一緒に日本で楽しい事をたくさんしていきたい……な?」


 最後は遠慮がちに問いかけるミア。上野はしばらく考えたあと、答える。


「ありがとう。そうだな……俺の受験が終わるまで、待っていてくれないか? それまでに答えを出そうと思う。」


「……うん!」


 ニッコリと笑うミア。


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 ミアが出て行った教室で上野は1人呟く。


「ミア。記憶がなくても君は君だった……。その優しさに甘えたい。過去を忘れて共に歩みたい。

 それでも、俺は紅蓮の魔女を殺さなければ前に進めないんだっ……!」


 スマホを取り出し例の炎のドームの写真を見る。紅蓮の魔女もこの日本にいる。復讐を諦めるつもりは無い。


「受験が終わるまで……それまでに、必ず探し出して殺してやる……。そうすれば俺はミアと今度こそ幸せになれる……。」


 上野は改めて決意を固めた。

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