はじめまして。
このたびは自主企画にご参加頂き、ありがとうございます。
斬鴉さんと古町くんの軽快な掛け合いがとても面白く、各エピソードも短編ミステリとして完成度が高いので、最後まで楽しく読ませて頂きました。
個人的に、第二部の導入であり、物語全体の大きな転換点となる『夜坂斬鴉の秘密』が特に印象に残りました。それまで一貫して聞き役に回っていた古町くんが、斬鴉さんと交わした何気ない会話を糸口に、彼女自身の大きな〝謎〟を浮き彫りにしていく展開。読んでいて一気に物語に惹きこまれましたし、それぞれ独立して見えたエピソードの中にも巧妙に後の展開に向けた伏線が仕掛けられていたことが分かり、その構成の見事さにイチ読者として素直に驚かされました。
今回の事件を通じて、斬鴉さんの心境には大きな変化が訪れたかとは思いますが、古町くんとの関係性はまだまだこれからといった感じでしたね。
彼が斬鴉さんにとって、今は亡き〝天海さん〟の代わりとなるのか、はたまた掛け替えのない特別な存在となっていくのか……もしシリーズ化の構想があるようでしたら、この先の二人の活躍が見られるのを楽しみに待ち続けたいと思います。
素敵なお話を、ありがとうございました！

自主企画へのご参加ありがとうございます。
プロローグの話がこれからの話になめらかに繋がっていて、すごいと思いました。
こそ泥は本当にお金を盗んだのか…気になりますね。