ブラコン妹に全世界が掌握された。
激 辛
第1話
「ただいま・・・お兄ちゃん」
「おかえり、どうしたの?顔が暗いよ」
「また、学校で、学校で」
「そうか、虐められたのか」
「・・・うん」
中学1年生になった妹はまだ入学して半年も経ってないのに虐められている。
俺は非常になんとかしてあげたいが、俺は高校生で残念ながら助けてあげることが出来ずにいる。
「とりあえず、辛かったら美味しい、花の大好きなケーキを食べようか」
「うん!!ありがとうお兄ちゃん」
妹のためにバイトで貯めて買っておいた。
妹は機嫌が治ったわけではないが、少し顔が明るくなってる。
「それにしても、こんな可愛い妹を虐めるとは罪深い、クラスメイト達だな」
「えへへ、」
可愛いと言われて照れている妹
「今日は虐められた理由とか分かる?」
「・・・クラスの一番人気の子にラブレター貰ったから」
「花は悪くいないのに・・・理不尽だ。」
「理不尽だよ。」
「あぁ、本当に助けてあげたいけど、何も方法が思いつかない。学校に苦情は既にしたけど、直ってないし、どうすれば」
「・・・ねぇ、お兄ちゃん」
「どうした?」
「私がもし、世界征服をしたらお兄ちゃん怒る?」
「怒らないよ。むしろそんな世界見てみたいくらいだよ」
「そっか、良かった。じゃあするね。」
「どうやって」
「この全世界洗脳ボタンを押して」
ボタンを押した音が鳴る。
「・・・つ・・・ついに、ついに世界征服が完了したんだね、花」
「お兄ちゃん、そんな変なノリじゃなくて本当にしたんだよ」
そして、妹はテレビを付けると
超有名なお偉いさんの人が
「今日ここに、川花兄妹が全ての決定権を持つことが決まりました。」
「・・・何これ?合成??」
「違うよ、外見て見て、お兄ちゃん」
「・・・」
カーテンを開けると、俺達を見た全ての人が俺達を見て拝んでいる。
「何これ」
「全世界を洗脳したんだよ。勿論お兄ちゃん以外にね。」
「・・・夢??」
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