第10話


 「花井、流石に今日の服は過去最高に痛い」


分かってないな。


 確かに今日の花井さんの服はゴスロリでめっちゃ目立ってるけど痛くなんて一切ない!!本人はそれを着こなしてるから!!



ーーーーーーーーー


 「ねぇ花井さん!」


「話しかけないで」


「今日のポニーテールもそのつけてるのも最高にかわいいけど、この髪も似合うと思うからして来てよ」


「・・・キモ」


「絶対似合うから!!」


「キモい」


 話すポイントは可愛いすぎる髪にもあるんだよ。


「あとさ、今日のゴスロリもめちゃくちゃ似合ってるよ!!あとでじっくり眺めさせて」


「・・・いいよ」


えっ??


 「いいの??」


 まさか良いって言ってもらえるとは


 「何??本当は」



「しまったぁ!!」

 

「何?急に大声出して」


「カメラが、カメラがない」


 「はぁ??」


「今日に限ってバッテリーがぁ、ちょっと待っててね花井さん!、」


「何??」


「先生に頼んで土下座して、カメラ借りてくれるから」


「えっちょ、」


そして何とか土下座してカメラを借りてこれた。

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