第14話 人物設定
『宮廷音楽士は人生を楽しみたいだけ』
登場人物
カルマ……日本から異世界転生をしてきた、ちょっと音楽好きの普通の男子高校生。以前の母にトラウマがあるようで……?転生してもらった魔法は「音楽保存魔法」。音楽の知識がない者であれば、その魔法は間違いなく無意味な能力となりえただろう……。果たして彼はどのようにその魔法を使いこなしていくのだろうか?可能性は無限大だ。だって今はまだ1歳の赤ん坊である。
ハインリヒ……代々宮廷音楽士の家系である、シャンテール=ラピュテ家の34代当主。後々は息子であるカルマにもその地位を継いでもらわなければならないと考えている。宮廷音楽士としての仕事ぶりは可もなく、不可もなく。そもそも宮廷音楽士という仕事にやりがいは感じていない。また、音楽の才能自体はかなり乏しい。幼少期のカルマの祖父である男からかなりのスパルタレッスンを受けて上達したそうだ。かなり努力家である。現代日本のブラック企業のサラリーマンか、公務員の教師とか向いてる、絶対(作者談)。
ルイーズ……学者の家系の出身であるが、ワケあって教会のソプラノ歌手までのぼりつめた。音楽が大好きであるという気持ちが人一倍強い。真面目で昔気質のハインリヒと違い、考え方は柔軟で先進的。ハインリヒのことは尊敬しているが、もっと気楽に仕事に取り組んだらいいのに、と考えている。
マリア……ジプシー(詳しい話は世界観設定を掘り下げたときに)であり、地元を追い出されアイズ王国で働くしかなかった彼女。得意の水技と異国のダンスを組み合わせたパフォーマンスを酒場で披露しながらなんとか生計を立てていた。底抜けに優しい人ではなく結構打算的なところがある。あの時、ルイーズを助けたのも「だって見るからにお金持ちそうだったし……」である。しかし、ルイーズに取り入り、彼女の本当の優しさや、温かみに触れることでマリア自身の優しさも育まれてきた。今はその優しさをルイーズとは違う形でカルマに注ぎたいと考えている。
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