第63話

母視点


 雪ちゃんが家に来てから、季節はとても明るくなった。


 私や姉妹にもよく接するようになった。それが仮ものだとしてもいつかそれが素になってくれることを私は願ってる。


 でも、そうなってくれるかとっても心配だ。


 そこで、私はあることを考えた。


 それは再婚すること、


 季節は父親になら毎回心を開いてくれた。


 3人目は、すぐに亡くなってしまったから、仲良くなる余裕も無かっただろうから。


 やっぱり季節といつまでも喧嘩したままのは凄く嫌だから、次の父親は上手く立ち回ってくれそうな人を探そうと思う。


 仮に上手く立ち回れなくても、季節が家にいたいと思わせてくれる人がいい。


 あと、冬くんのようなことは起こさない、子ども持ちがいい。



 そして、私は高校で仲良くなった、シングルファザーがある。


 今度こそ、季節をみんなを母として幸せにしてみせる。

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