赤い恋
粗悪品を掴まされたが勿体ないので泣く泣く使用している。僕の芸術は爆ぜることなく地中に埋まる。誤解を五回も解いてく内にこの恋は運命でないと知る。六回目の誤解、宙が揺れて頭上にマグマが降り注ぐ。逆鱗、横暴な横顔、美しい唇が放つ言葉は呪いで僕の渇いた心に染み込む。彼方、無知は罪ですよ。
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