第2話 朝野良猫が わんと鳴いた日 雪女はあなたに 会いに来る 恋して良いかと
ある日、職場にいる、野良猫が低いかすれた声でわんと鳴いたので、びっくりして、周りの人にきいたら、風邪をひいたそうです。
野良猫ちゃんも、寒さで、何日もずっと丸まったままでした。可哀想で、なんだか、辛くて、寂しくて、、私の心まで、凍ってしまいました。ふと、雪女に姿をかえて、男の体温を求めて彷徨い歩く自分を想像しました。こんな、恋の始まりも、あるのかもしれないと。
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