第48話 イメージプレイ カセリアの場合 


う~ん真理愛になりきっていたマリアンヌに乗せられて結構な時間を過ごしてしまった。


あんな世界もあったのかと…驚きの連続。


多分、もう1日位は過ぎているかも知れない。


男性保護施設って、時間を気にしたりしないように時計が無いんだよな…まぁ良いけど。


あと、扉は3つ。


中に居るのは、シャルナ、カセリア、マリン。


マリンは5番確定だから3番のドアに居るのはシャルナかカセリア、どちらかだ。


3番のドアを開けた。


◆◆◆


なんだ、これ…


「え~と、今度はなにこれ?」


「理人、お姉ちゃん、今すぐ、夕飯を用意するから待っててね」


カセリアがジーンズにTシャツを着てエプロンを身に着けて朝食?を作っている。


「お姉ちゃん?」


「嫌だなぁ、理人くん…ほうら、お.ね.え.ちゃ.ん、ほうら言ってみよう?」


これはなんだ?


お姉ちゃんって…姉弟って設定なのか?


「え~とお姉ちゃん? 姉弟? うん」


「あはははっ、理人大丈夫か? 正確には従姉だよ!だけど、昔から加勢姉、加勢姉っていつも呼んでくれていただろう?もしかして、寝ぼけているのか? それとも怪我の後遺症か?」


カセリアが加勢姉?


姉弟じゃなくて従姉?


そういう設定なのか?


う…ん?


あれ? 手足にギブスがしてある。


「あれ、怪我してる…」


「理人、やっぱり可笑しいよ! お前が怪我をして、叔父さんや叔母さんが忙しいから、私が面倒見に来ているんじゃないか? 本当に忘れたの?」


「いや…」


「全くもう、これでも結構心配したんだぞ…全く…手足を一緒に骨折するなんて、本当にドジなんだから」


「いやぁ、面目ない、それで加勢姉は大丈夫なの?」


「ふふふっ、こう見えても私は優秀なんだよ、大学の単位の余裕はあるから2~3週間休んでも全然問題ないからね…それで…よっ、ご飯が出来たよ…どうだ…中々なもんだろう?」


鮭の塩焼きに豆腐のお味噌汁に納豆にほうれん草のお浸し。


なんで異世界にこれがあるんだよ…最早何でもありだな。


「ああっ、凄く美味しい、うん、この塩鮭、絶品だな…うん美味い!」


「だけど、片手じゃ食べずらそうだね、どれ、私が食べさせてあげるよ…ほら、はい、あ~ん」


「あ~ん、モグモグっ、しかし、加勢姉は凄く料理が上手いね」


「そりゃあ、花嫁修業の一環で勉強しているからね、ほら…はい」


カセリア? 加勢姉に食事の手伝いをして貰い、美味しくご飯を食べた。


此処は、う~ん前の世界の一軒家みたいだ。


話の流れだと、俺の両親は仕事で海外に出かけているらしい…


俺が怪我した事を知った両親は、加勢姉に連絡を取って、面倒を見て貰うように頼んだ…そして加勢姉がやってきた。


そんな所だ。


◆◆◆


食事が終わり、2人でポテチを見ながらテレビを見ている。


加勢姉のTシャツからピンクのブラが透けて見える。


ジーンズがピッタリしているせいか、加勢姉のお尻の形がしっかり見て取れる…それとローライズのせいか、座っている後ろ側から水色の縞パンが見える。


女子大生…そう考えるとなんだか…こう、くる物がある。


「理人、これ面白いな…」


「はははっそうだね…」


「おっ、こんな時間だ…それじゃ理人、一緒に入ろうか?」


「一緒にって?」


「お風呂に決まっているだろう? 1人じゃ入れないから手伝ってやるから…ほら」


そう言って加勢姉は俺の服に手を伸ばしてきた。


「加勢姉、大丈夫だから…1人で脱げ…」


「出来ないから私が来たんだから、ほら恥ずかしがらないの…昔は良く一緒にお風呂に入っただろう?」


「それは…多分子供の頃の話だろう…お互い…もう大人なんだから…ほら」


はぎ取る様にTシャツを脱がされて、俺のズボンに手が掛る。


「加勢姉、下は良いから、下は自分で脱ぐから…」


「だ~め…あっゴメン」


「ううっ、だから駄目だって言ったのに…ううっ」


俺の下半身はしっかりとテントを張っていた。


「あはははっ、お姉ちゃん、お風呂で待っているから…」


加勢姉はそそくさとお風呂に行ってしまった。


◆◆◆


「加勢姉、それ…」


「うん? 裸にならないと濡れちゃうだろう?」


お風呂場には一糸纏わぬ加勢姉が立っていた。


「あの、それ目の毒だから、出来たら水着…」


「少し恥ずかしいけど、持ってきてないから良いでしょう? ほうら、座って、ギブスにビニール撒いてあげるから…」


加勢姉は俺の手足のギブスの箇所にビニールを巻いていく、その時に綺麗な胸が押し付けられたり、吐く息が耳にあたり感じる。


「あの、加勢姉、これなら大丈夫、自分で出来るから」


「うん? 何を言っているの? 片手じゃ綺麗に出来ないでしょう?お姉ちゃんに任せて!」


加勢姉が裸で背中を流してくる。


綺麗なピンクの乳首や形の良いお尻迄見えている。


それに下を見ると太腿の奥に黒い物が…


「…」


「さぁ、背中は流し終わったよ…今度は前だね…」


「加勢姉、前は良いから…前は自分で出来るから…本当に」


「あれ…あっ…理人も大人になったんだね…しょうがないな…それ綺麗にしよう…ほら」


「加勢姉…ハァハァ…」


「それじゃ、理人、お姉ちゃんで卒業しようか? ほら」


加勢姉は湯舟のフチに座ると閉じていた膝を開き始めた。


「…」


「やり方は解るよね…」


あの部分から目を離せない俺を加勢姉は抱きしめる様に首の後ろに手をまわしてきて…俺を引きつけキスをしてきた。









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