第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第1話 追い出されるけど仕方がない
「すみません、貴方は魔族と戦うにはステータスに問題があります! 身分証明と手切れ…いや支度金を渡すので出て行って貰えないでしょうか?」
マリン王女に言われてしまった。
事実上の解雇通知みたいな物だな。
俺こと理人はクラスの異世界召喚でこの世界ルミナスへとやってきた。
俺達を召喚したのはこの世界にあるデリモス王国。
異世界人召喚の呪文で俺達をこの世界へ呼び出した。
そして、鑑定をし、実力を見極め…様々な訓練をして、今は1週間。
能力が他の人間より著しく成長しない俺は正に追い出されようとしている。
だが、これは仕方が無い事だ。
何故なら…俺は異世界に転移する時に『望んでしまった』から。
その望みを女神様が叶える為に、他の転移特典が削られてしまった。
俺の戦う能力は他のクラスメイトより低い。
そして、若干白い目で見られているから、居心地は凄く良くない。
だから『仕方がない』と諦めもつく。
このまま、此処に居ても仕方がないな。
「解りました!今までお世話になりました」
俺は快諾して城を出て行く事にした。
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