大出 慎太郎(おおで しんたろう)

 東領家中学校社会科教諭。

 『北欧の勇者ビクトリーヴァイキング』の主役ロボ・ビクトリーヴァイキングのアルターソウルを持つ。

 2年生全クラスの社会科の授業を受け持つが、地理や歴史を教えるよりも北欧神話のうんちくを伝えたい、北欧神話オタク。

 4話で睦からミラーストーンの原石を受け取ったことで、北欧神話部を立ち上げる。

 北欧神話の研究と、その神のアルターソウルを現実世界に呼び出すことを目的にした始まった部だが、大出の本当の目的は全く違うところにあった。


 やや気分屋であり、クラスの態度によって研究発表の班の人数を変えてしまうほどである。



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北欧神話部との関係


 北欧神話部でも、序盤は北欧神話の知識を教える先生役に徹している。

 ラグナロクでスルトが操る剣が、アニメやゲームでよくある設定とは違ってレーヴァテインではないこと。レーヴァテインの持ち主がロキであること。これは、北欧神話の伝説を深く読んでいる証に他ならない。


 そんな大出が、初めて野望を口にするのが10話である。

 みどりのアルターソウルを確かめた後、はっきりとこう口にするのだった。


 「これで……、|世界を完成させる道筋が立ちました……。

  私なりの北欧神話が、いずれ完成するでしょう……」(10話)


 大出なりの北欧神話とは何か。それは19話で「真ラグナロク計画」として明かされる。

 アースガルズ(オーディンの治める国)を中心とした北欧神話であり、他の世界を排除するもの。

 その中に、炎の国ムスペルヘイムも入っており、必然的にバーニングカイザーも敵視されることになる。

 だが、標的は本当に炎の国だけなのだろうか。



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煌との関係


 「真ラグナロク計画」にとって、バーニングカイザーがいるとしたムスペルヘイムは邪魔な存在である。そのため、煌を敵視し、煌に近づく陽翔をも牽制する。

 そして、24話でビクトリーヴァイキングに変身すると、強いパワーを持つグングニルなどの武器で煌のスポットを苦しめることになる。



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聖名との関係


 聖名とは、一見相互に頼っている存在に見えるが、実際は聖名が養子であるという弱みを握っているため、聖名のほうが大出に従わざるを得ない状況である。

 従って、北欧神話部の部長、そしてワルキューレとして北欧神話部をまとめる聖名を操り人形として転がしているのである。

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