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 ユルちゃん:


 「 ん、んぁっ…!!?


   今、ママの事っ………


   『徹男』 ……っつったわよね!?


   徹する………の “徹” にっ、


   “男” っっっ…………


   ママの本名、徹男……ってんだ!


   へぇ~~~、そ~なんだぁ!!


   長い付き合いだけどっ………

   ………初めて知ったわよっ!!


   “男” に “徹する” と書いて……


   『徹男』 ………………


   ……………なのにぃっっっ、


   めっっっちゃっ………


   オカマじゃないのよーーーっ!!


   超ぉーーーウケるーーーっ!!


   面白い事聞いちゃったわぁ~! 」



 オリーブ:


 「 あっ、それ…………

   “ナイショ” にしておいてっ……


   もらえませんかっ……… 」



 ユルちゃん:


 「 ………分ぁ~ってるわよっ、


   アタシだってね、

   そこまで鬼じゃねぇ~っつ~の。


   あぁ、そんな事よりさ………


   今日、アンタ(オリーブ)が……

   …………ここに来る事っ、


   なんで、アタシ達よりも先に……


   あのっ………

   ブタ(ウガンダ)が知ってるワケ?


   それって、

   ちょっとオカシぃんじゃね? 」



 キャサリン:


 「 ん”ん”~~~、確かに。


   普通、先にさぁ~~~………


   アタシらに相談すんのがっ……

   “筋” ……ってモンよねぇ? 」



 オリーブ:


 「 い、いや……

   あのっ…… そ、それは……… 」



   オリーブが口籠ったタイミングで、

  店の “裏口” の引き戸が開く。



 〈   ズザザザザッ………   〉



 「 う”ぅ……… う”ぅ………… 」



 キャサリン:


 「 …………へっ!?


   な、なんか、変な声する…!!


   う”ぅ………っっってぇっ!!


   な、何っっっ…… オバケ…!?


   ゾ、ゾ、ゾンビっ…!!? 」



 ウガンダ:


 「 う”ぅ~~~……………


   ………………あざ~~~~す、


   オバケも、ゾンビもっ………


   ハズレ……………よっ!!


   アタシですよ、アタシぃ~!!


   ……………ってかね、


   オバケは、ともかく…………


   “ゾンビ” ………てっ。


   んなモンっ…………

   いるワケないでしょ~~~よ。


   あぁ~~~、お腹イタっ…… 」


   

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