6章

第98話

「遅ーい!まあ、久しぶり、さぎりん。1ヶ月ぶりだもんね。そういえば大丈夫だったの?」


ちなみにこのゲー厶の中での見た目も、割と現実に左右されるらしく、いま俺の首元には電極が着いていたりする。


「いやー、ちょっとリハビリに時間がかかっちゃって。なんかそのおかげでめっちゃ速く動けるけど。」


いまは多分常人比2倍くらいのスピードで動けると思う。


このゲームは動く部分は割とプレイヤースキルの問題なので、いくらでも速くなる。


「ま、一旦挨拶回りに行くか。」


「だね。かなり久しぶりだもんね、黒羽が来るの。」

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