第47話

「『マジカルフレイム』!」


襲いかかってきていたプレイヤー達は上に行っても気付かず、魔法をうったところでやっと周りに誰かいると認識したようだ。


炎を操る魔法によって放たれた炎はプレイヤー達を囲むように展開し、逃げ道を塞ぐ。


逃げられなくさえしてしまえばこちらのものだ。


「躑躅」


俺の手から放たれた斬撃は『貫通』により守ることも叶わず、曲げることで躱すことすら叶わない。


あ、そうだ。

せっかくだしあれ使うか。


「『花の園』!」


これにより広がった花に触れたプレイヤーは『茨の冠』により継続ダメージを受ける。


俺の攻撃力に依存するらしく目に見えて相手のライフが減る。


ようやく俺を脅威だと認識したプレイヤー達がこっちを向く。

そしてその体はことごとく銃弾により貫かれる。


あーあ、こっち注目してるから。

京子も春千もフリーであれば脅威どころの騒ぎではない。


あれだけいたプレイヤーもかなり減りついにはいなくなった。


「ふー、一時はどうなることかと思った。ありがとう助かった。」


「ま、これで一旦は反対勢力はいなくなったかな?」


じゃあ探索続けるか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る