ただ思い思いに、短歌を詠む
杉野みくや
ネタ求め アイデアの海で釣りをする バラした先にはヒットの予感
ネタ求め アイデアの海で釣りをする
バラした先にはヒットの予感
【解説】
今回は創作におけるネタ探しを魚釣りに絡めて詠んでみました。
最近とある動画で知ったのですが、『バラす』とは「一度釣り針にかかった魚を取り逃がしてしまうこと」を意味するようです。また、バラしてしまうのは釣り人にとって非常に悔しいことのようです。
これを知ったとき、「小説でも似たようなことがあるな」と思いました。というのも、小説を書くようになってから、「アイデアはすぐそこまで出かかっているのに、上手く取り出せないっ!」なんてことをよく経験するようになったんです。
例えば、考えているときに話しかけられたり、手が空かずにメモできなかったりして、出かかったネタを忘れてしまうなんてことは何度もありました。
その時は決まって、「あれなんだったっけな」としばらくもやもやしてしまいます。思い出せれば良いのですが、多くの場合はそうではありません。なので、その度に「逃がした……」と悔しい思いをしてしまいます。
ですが、思い出そうとした行為が無駄にならないこともあります。その先に新たなネタが食いつてくることもあるからです。
こういったこともあるもんですから、ネタ探しは奥が深いな、と感じます。今後もネタを追い求める生活は続きそうです。
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