207日目 不思議な魅力の桃悪郎らしいですよ

 こんばんは、レンズマンです。

 最近ハマっている桃悪郎モモワロウの話をしようと思います。


 桃悪郎モモワロウとは、モンスターポケモンの一種で入手方法が限られる「幻」に分類されます。かなり不思議な見た目をしていて、濃い桃色の殻に閉じこもっていたかと思えば、中から小さな本体が現れます。とても臆病な性格をしているらしく、普段は宙に浮く殻の中に閉じこもりながら、チャンスを伺っているようです。小さな体格に関わらず非常に優れた防御力を持ち、よほど殻が固いのでしょう。殻を被っているモンスターポケモンは決して珍しくなく、防御力が低い傾向も良くある話です。

 ですが、このモンスターポケモンはバックボーンがかなり特殊です。DLC本編で現れる三匹の「ともっこ」は村の恩人であるように扱われていましたが、美しい面を奪うために悪事を働いたとんでもないモンスターポケモン。しかも、自分たちの悪事が広まることなく、あろうことか仇に濡れ衣を着せる形で後の世に広まっていました。桃悪郎モモワロウは、そんな三匹のともっこの親玉であったことが今日発表された公式動画で明らかとなりました。薄々そんな気はしていましたが、やはりか! と言う確信を得ました。

 人間であれば極悪非道、悪の組織のやるようなことを桃悪郎モモワロウ達一味はモンスターポケモンでありながら行った事が衝撃です。まず、その計画性と明確な行動力。妙に仲のよさそうな描写から絆も感じられます。そして、自分たちの意思で悪事を働いた事。人間との倫理観が異なるのは言うまでもありませんが、多くのモンスターポケモンが人間の悪事に巻き込まれる物語が多かっただけに、一線を画す存在であると僕は思いました。

 というか、デザインが秀逸なのです。殻に入った状態は上下をひっくり返すと桃の様で、正体が明らかになる前から「ともっこの親玉、こいつじゃね?」と疑われていた状態はこのひっくり返った桃のフォルムだったのです。実際は逆さま、しかも中から本体が出てくるとはたまげました。で、中身がやたら可愛い。モチーフとなったであろう桃太郎をほうふつとさせる顔デザイン。困った奴には違いないのに、可愛すぎて憎めないのがずるいところです。これはともっこたちも同様で、三匹揃って絵にかいたような子悪党三人組です。ここに黒幕が加われば完成ですね。「幻」はオンラインマッチで使用できないことが多く、それに倣った遊び方をする以上友達との対戦でも使えないのが残念です。ともっ子たちと悪さしたかったなぁ。

 

 登場するエピソードも新鮮で、今まで登場したキャラクターがたくさん出てきて大騒ぎになっていました。もっと遊びたいと思えるのは、テンポよく話が進むから飽きが来なかったのでしょう。短いからこその味だと思います。短いお話で満足度を用意するのはとても難しい事だと思っていて、僕は年々文字数が増えて、書き始めた頃のテンポ感を失ってしまったような気がするんです。その分深く物語を書けるようになったとは思うんですが、良し悪しなのでしょうか。短い文を書く練習もしなくてはいけませんね。

 では、今日はこの辺で。おやすみなさい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る