熱血<パワフル>サクセス物語らしいですよ

 こんばんは、レンズマンです。

 今日はイカのゲームのお祭りデーです。昨日まではやる気に満ちていたんですが、実際やってみるとあんまりやる気が湧かなくて。うだうだとしていたら、隣の家の幼馴染に散歩がてら近所の祭りに屋台を冷やかしに行こうと誘われたので、ホイホイついていきました。予定の時間前から呼び出され、何か企んでいるなと思っていたら案の定。どうも、僕にやらせたいゲームがあったようです。

 というわけで、実況付きでパワフルな野球を楽しめるゲームで遊びました。僕とこの幼馴染は小学生だった当時、二人で同じナンバリングを遊んでワイワイしていた思い出があります。小学校のキックベース(サッカーボールのようなボールをバットで打つ代わりに蹴っ飛ばして遊ぶ野球のようなスポーツ)大会に参加するにあたり、野球のルールがわからないと呟いた僕のために、父が中古品で安くなっていたものを買ってきてくれたのがキッカケです。懐かしいなあ。

 このシリーズの目玉の一つは、サクセスモードです。野球選手としては未熟な高校生や社会人、時には2軍選手の主人公を育成し、一人前のプロ野球選手を目指します。上手くスカウトマンの目に留まり、ドラフト会議で指名されればグッドエンド、選手名鑑に登録されて他のモードで遊ぶことができるようになります。しかし、評価が低いまま規定の日が訪れてしまうと……。ゲームオーバーとなり、なんとそのキャラクターデータは抹消されてしまうのです。今回遊んだのもこのサクセスモードですが、丸々3時間以上の時間は費やしました。この頑張りが水の泡となってしまうかと思うと、恐ろしいゲームです。

 数々のランダムイベント、実力がものを言う試合、日々の積み重ね、そして恋。それらが上手く噛み合えば、信じられないスペックの選手が誕生します。遊ぶたびに違う選手を育成する楽しみがあるゲームですね。また、今回遊んだシナリオが高校を舞台としたものだったこともあり、まさしく青春一直線の熱血物語がたまりません。

 恒例の自キャラ語りをします。名前は靴下蛮蚊慰双。ん? 読めない? すみません、出先で書いているのでルビが出せなくて。読んで字の通り、<くつした はかないぞう>です。靴下家に生まれながらも靴下を絶対に履か無いという、硬い信念を持つ男です。というか、多分裸足なので、ポジション選びに困りました。長く走る外野は足が持たないので論外。ピッチャーも肩や手首より先に足がイカレてしまうので無理、キャッチャーも踏ん張りが効かないので危険。悩んだ結果、三塁手で待ち構えることにしました。隣のショートがめっちゃ頑張ってくれることを期待します。ここまで変わった人物なら、多分左利き。両打左投としました。三塁手なので球は左側に飛んでくることが多いのですが、右手にグローブを付けています。多分ファールボールを追うのが得意なんでしょうね。要るか? その個性。バッターボックスに入る際は、老人のようによろよろ歩いてやって来ます。足裏を庇うあまり、腰をやってしまったようですね。もう、こいつをバッターボックスに立たさないであげてほしいです。この設定を決めた時点で、友達が悶えるほど笑っていたので、もうほとんど目的は果たしました。

 久しぶりに遊んだサクセスモードは本当に楽しく、変わらない面白さと進化した演出があって時代の進歩を感じました。会話パートでキャラクターがちょっぴり動いたり、声があるのが新鮮でしたね。特にデートイベントの力の入り様。主人公もヒロインもお馬鹿で、とっても愛らしかったです。お狐様の本性を全然隠せないお馬鹿なヒロインと、靴下履かない馬鹿のカップル。正直推せました。永遠に仲良くいてほしいし、靴下は履いてほしいです。

 最終的に甲子園を優勝することができたのですが、その頃には、はかないぞう(漢字変換が面倒なので割愛)は守備職人に成長しました。靴下履いてないから守備は無理だと思ったんですが、やればできるもんです。と言うか、プレイヤーのレンズマンがバッティングがダメすぎて、もう守備でしか生き残れないんですよね。すまん、はかないぞう。でも、4打席0安打0得点を笑顔で報告するお前はキャプテン失格だと思う。

 能力値はともかく実際の戦績があまりにも酷く、ドラフト会議では名前を呼ばれませんでした。待ちに待って、なんとかギリギリ8位指名を獲得。なんとか友達のセーブデータに、はかないぞうのデータを残すことができました。ちなみに、やたら肩(球を投げる速度)が強いです。足を庇うあまり、異常に発達したようですね。友人から、「どう見ても外野手のステータスをしている。左利きなのが尚更」と言われたので、急遽外野手もできるようにしました。高校三年間を通して、足の裏が頑丈になったんでしょう。

 何年経っても変わらないゲームでしたが、それ以上に今でもこんなことで笑ってくれる友人に感謝しました。僕は本当に人を笑わせるのが好きな人間なので、笑ってくれる人がいないと生きていけません。ツボが合い、ツボの浅い友人の存在は貴重なのです。いやー、楽しかった!

 それでは、プロ野球の広いドームを裸足で走り回る、はかないぞうの姿を想像して眠ろうと思います。おやすみなさい。

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