登場人物
〇リオン・ローラン
邪神から世界を救った勇者。
いずれ来たる魔王の復活のため、子供を産んでくれる女性を探している。
かつての戦友であるリズベッドを倒して『呪印事件』を解決したことで、スノーウィンド公爵家、シュミット王女の信頼を獲得する。
邪神殺しの功績を奪ったことについて、非公式であるがシュミット王女から謝罪を受ける。
セントラル王家が勇者の子孫であるという事実を嘘にしないため、王女様と子作りエッチをした。
現在、子作り5人達成中。
〇アルフィラ・スノーウィンド
公爵令嬢にしてAランク冒険者。
妹を救ってもらったことで、リオンが勇者であると完全に信用する。
いずれ邪神が復活するということもすでに聞かされているため、感謝と義務感からリオンに抱かれることを決意している。
先んじてスノーレストの都に戻って、呪いから快癒した妹と再会した。
妹がリオンに興味を抱いていることに、内心で危機感を募らせている。
〇ミランダ・アイス、ティア・アックア
アルフィラの従者。
リオンのことを憎んでいたが、呪印事件を解決したことでその力量を認めるようになる。
それでも、アルフィラを抱かれることに強い抵抗を示しているが、主人が覚悟を決めているため、断腸の思いで受け入れようとしている。
本当にリオンの子供を産んでやっても良いかと思い始めているが、すでに妊娠していることを彼女達は知らない。
〇シュエット・セントラル
セントラル王国王女。
兄である王太子リオバードによって神殿に追いやられていた王女。
兄の異変に気がついて、アルフィラと一緒に問い詰め、兄が乗っ取られていることを知る。
スノウバードが斃れたことにより、次期女王になることが確定した。
リオンが本物の勇者であることと将来的に邪神が復活することを知り、申し訳なさと打算と使命感からリオンの子供を産むことを決意する。
一度の行為ではさすがにできないだろうと思っていたが、あっさりと妊娠が発覚して飲んでいた紅茶を噴き出すことになる。
〇リズベッド・ランクォード
リオンのかつての戦友。『呪いの女王』と呼ばれていた当時最強の魔女。
セントラル王国に復讐するため、『究極の呪い』を生み出そうとしていた。
後宮に女性を集めて憎み、恨み、妬みを増長させ、後宮入りを拒んだ女にも呪いを撒き散らしていた。
かつての戦友であるリオンに倒され、満足してやられる。
だが……リオンは知らない。
呪術師であれば、自分が死んだときの保険をしておくのは当然。
かつて呪術書に魂を込めて死から逃れたように、彼女はすでに新しい保険を生み出していたのだ。
〇レオバード・セントラル
セントラル王国王太子。
リズベッドに操られて、あちこちに呪いを撒き散らしていた。
リオンが王宮に来た時点では、すでに自我が消滅しており、後戻り不可能になっていた。
元々は病気の父親を救うため、リズベッドに身体を売り渡してしまった。
心優しい性格であり、アルフィラの妹であるサフィナに対して恋心を持っている。
しかし、そんなサフィナもいずれは○○で○○に……。
来世ではがんばれ。
〇ルセルバード・セントラル
百年前の大戦期の英雄。
貴族の出身者による部隊の指揮官であり、『臆病者』のルセルバードと呼ばれて恐れられていた(笑)。
邪神との戦い直後、生き残っていた兵士達を殺害して、リオンの功績を奪い取る。
邪神を殺した勇者という称号を手に入れる。
しかし……元々、精神的にも強い人間ではないため、晩年は自責の念に苛まれる。
最終的には借り物の功績に飾られた自分の人生に絶望しながら、死んでいくことになる。
〇ルミラ・アイス、カティ・アックア
ミランダとティアが産んだ娘。リオンの子供No.3、4。
ミランダの産んだ子供が魔法使いとしてティアに弟子入りして、ティアが産んだ子供が戦士としてミランダに弟子入り。親とはあべこべの道を選ぶ。
後にとある女性が産むことになる腹違いの弟に仕え、従者として共に邪神と戦うことになる。
弟を男として愛しており、最終的には襲ってものにする。
弟は超泣いていたが後悔はしていない。
〇レオン・セントラル
シュエットが産んだ息子。リオンの子供No.5。
母親に似て、聡明な王子として育つ。
父親のいない不義の子であると王宮では影口を叩かれるが、母親は「この子を神に遣わされし勇者様の子です」と断言。
成長して優れた魔法剣士となったことで、その力と才覚を証明する。
邪神との戦いではあくまでも国を守ることを優先させ、直接の戦いには参加しない。
しかし、前線で戦う兄弟を全力でバックアップしており、邪神殺しの隠れた立役者として『影なる勇者王』という称号を歴史に刻むことになる。
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