第2話 知らず知らず
『この世は美しくも儚いというが、それが可能になるのは誰にだってあるはずだ。知らない人は何もいうわけでもなく心にしまいこんだ全てを吐き出すのに時間がかかる。
しまいには何事もなく日々を演じているのだろう。
君はこの現状に知らんぷりするつもりかい。
そんなことできっこないだろう。
こんな最高な世界に生きていることに私は素敵だと思う』
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