葵の上
和泉「
清原「わたしのこと?!」(驚いて)
藤原「
清原「光源氏の
藤原「そう。彼女、源氏より年上なのよね」
清原「へぇ。そうだったんだ。どのくらい?」
藤原「源氏が十二歳で
清原「葵の上はともかく。源氏、そんなに若い時に結婚したの?!」
和泉「政略結婚ですからね。葵の上のお兄さん、誰だか分かりますか?」
清原「誰なの?」
藤原「
清原「あの、
藤原「そう。あれは、美しい舞よね」(うっとり)
和泉「左大臣の息子さんなんですよ。
清原「って、ことは。葵の上は……」
和泉「左大臣の娘さんなんです」
藤原「
清原「義理の兄弟?」
藤原「そう、言えなくもないわね」
清原「それで。葵の上がツンデレって?」
藤原「葵の上は、自分が年上ってこともあり、なかなか源氏と打ち
清原「なるほど」
和泉「そして、葵さんは、本当は寂しかったと思うのです」
清原「確かに。源氏は左大臣家にはあまり立ち寄らなかったよね」
清原「それでも。何故だろう。儚げなメージがないなぁ」
藤原「
『「
と
(『源氏物語』より)
和泉「そういえば、葵ちゃん、
清原「えっ! 誰?」
和泉「
意味あり気に和泉は微笑んだ。
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