第6話
私は今も心咎めている
収まりが悪く
堪え兼ねられずに彷徨う
静かに刻む旋律の流れに瞳を閉じ
膝を抱える横顔は言葉を詰まらせた
過去に縋るほんの些細なプライド
それは 長い歴史の一瞬であり
僅かな人生の1ページである
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