美術部

「あっ!新入生ですか?美術部なんですけど、あなた、絵のモデルになるとか興味ないですか?いや、ほんま、めっちゃ興味あるでしょ~?...え?やっぱり?絵には、めちゃめちゃ興味ある?そして、美術は大好き?...うわっ!そんな、あなた、今から、美術部の部室で、絵のモデルになりませんか?...え?いいですか?やったあああ!じゃあ、今から部室、行きましょう!」


SE//ガラガラガラガラ(ドアを開ける音)


「どうぞ!どうぞ!こちらです!あなた、めちゃめちゃ可愛いから、うちの絵のモデルにぴったりですよー!あなたと出会えて、めっちゃ嬉しい!さっそくポーズとっていただけますか?...え?そうやなあ...どんなポーズ?...あ、じゃあ、こちらの、このイスに座ってもらえますか!...あ、いいですねー!そんな感じで、よろしくお願いしますー!うちは、絵の具とか、ちょっと用意しますねー」


「よしっ!油彩で描くでー!あなた、目鼻立ち、めっちゃきれいで、はっきりしてはるから、肖像画のモデルにぴったりですよー!ルノワールとかフェルメールとかみたいな!あ、そうや!あなた、お名前は?あやめさん?...じゃあ、あやめっちと呼びますね!あやめっちの肖像画を描きますー!うちは香絵...香る絵と書いて、香絵です」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る