モーニングコールとはしたない格好

「いやいや、違うからね」

「いえ、違いません。俺は貴方様に会えて幸せです」

「あ、うん……分かった」

(もう、勝手にしてくれ)

「これからもよろしくお願いします!!」

「こちらこそ、よろしくグラウディウスさん」

「すみませんがアキト様、俺は貴方様の従者ですのでグラウディウス『さん』というのは……ちょっとですね」

「だめなのかい?」

身長の兼ね合いで少し上目遣いになってしまう。

「そ!…………そのような事は決してありませんが……俺的には呼び捨て読んで欲しいかなっていう願望です

踏まれたいです」

(おいおいいまはいかんだろ!グラウディウスさん!?)

「じゃあ、グラウディウス改めてよろしくね」

「はい!」

グラウディウスは嬉しそうな顔をしていた。

(やばい……かわいい……かなりイケメンの魔族の男だけど)

グラウディウスが可愛いと思ったアキトは その日からグラウディウスを呼び捨てにして呼ぶようになった。

次の日

「おはようございます!アキト様…………!?アキト様!!?」

「なあに?」

「なあに?では御座いません!!なんていうはしたない格好をしているのですか!」

ベッドでいままで寝ててグラウディウスからのモーニングコールで起きたアキト。

だが、アキトは

タンクトップと短パンというラフすぎる格好だったのだ。それをグラウディウスから『なんてはしたない格好』と言われたのである。

「え?ダメなの?」

「ダメに決まっております!就寝される時は『パジャマ』を着てください。目に毒です!俺の」←お前のかい!?

「わかったよグラウディウスさん」

「それと!その『グラウディウスさん』というのもお辞め下さい」

「なんで?僕は君より年下だし別にいいじゃないか」

「いけません!俺のことは呼び捨てでとお願いしたはずですよアキト様。」

(た、たしかにそうお願いされたけどすぐには)

「そ、それと……その」

「ん?」

「その格好は本当に目に毒でして……その……」

もごもごしてる

下を見るとテント張ってる

(うわぁ)

「あー、えっと……僕着替えてくるよ」

「はい!是非ともお願い致します!俺のアキト様」←俺のってなんだ

なんか、やたらと僕のことを慕ってくれているようだ。

「あれ?そういえば、今日はやけに静かだね?」

タンクトップを脱ぐ

「……!!?あ、あ、」

「ん?」

「アキト様!!!何考えてんすか貴方様は!!?……男がそばに居るに堂々その場で着替えとは!?」←いや僕男だからね!

「その……男は狼なんですよ!分かってますか!アキト様!?こんな風に」

抱きしめてくる

「は?……え?」

顎に手を当ててグイッと少し反対に向けられる

(いてて)

「ちょ!?……グラウディウス……何……んむっ……ぁ」

キスをしてくる 舌を入れてきた

(や、やめてくれぇ……く、苦しい)

「ぷはぁ……はぁはぁ……いきなり何をするんだ君は!」

「す、すみません。でも、こうやって男はオオカミになるんです。アキト様は、……えろ……警戒心をですね……ぬろ……」

いつの間にかベッドに押し倒されて両手を掴まれていた。

(……うう)

「アキト様、……はぁはぁ……俺は貴方様のことを愛しています。どうか、この俺を好きになってください。」

「え、あの、ちょっと待って、ん……ふぅ……ちゅ……ま、また、こんなことしたら怒るからね!……んぁ!」

「はい!分かりました。今度からは、アキト様が、嫌がることは絶対にしません。なので……この一回だけ許して頂けないでしょうか。アキト様」

「い、いや、……そんな、……だめだよ……僕もグラウディウスも男なんだよ……ひゃう……ぁんっ」

「アキト様、俺の気持ちは変わりません。貴方様は俺にとって特別な人なのです。貴方様のためならこの命捧げても構わない」

「……ん、だめだって……言ってるじゃん……ぅあ!……んく」

「……入れたい」

「え?」

「貴方様の中に入りたい」

(それって……まさか……)

「いやいやいや!それはダメだからね!」

「何故です?貴方様は男なのにここを大きくさせて感じていらっしゃいます。これは、つまりはそういうことではないのですか?」

(な、な、な、なに言ってんだこいつは!!!)

「だから……まずは、指を入れさせてください」

ぐちゅり

「あ、ああ、あ、あ、」

「アキト様……凄い締め付けです。……入れたらさぞかし気持ちいいでしょう」

「ゃん!……ぅっ……ぁ……ぬ、ぬいへぇ……っ」

「大丈夫です。アキト様、痛いのは最初だけですから」

尻にペニスをあてがう

「いやいやいや!ほんとにダメだって!……んぁ……だめ!……そこは……汚いからぁ!」

「……アキト様、もう我慢できません。いきますよ!」

ズブブッ

「あぅぅ……痛ぃ…………んぁ」

(初めてでないけど……痛いよぅ)

「ほら、アキト様の中はとても暖かいですよ。……んっ」

「うぁぁ……や、やめて……抜いてぇ……んっ」

「アキト様、俺の精液受け止めて下さい」

「中に……だす……の?」

「はい!もちろん!」

(どんだけ僕を好きなんだよ!!)

「く!……出ます」

「んあ!……中が熱いよぉ」

「はぁ……はぁ……アキト様、とても良かったですよ。アキト様はどうでしたか?」

「……………ない」

「え?何か言いましたか?」

「知らないよ!!……ばか!!」

アキトは恥ずかしくて枕を投げて部屋を出ていった。

「はぁ~……これから大変だな~」

アキトはベッドの上でため息をつくのであった。

翌日、冒険者の店へグラウディウスと一緒に行く。

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