ある日のチャットルーム

べるる様:あぁぁぁぁ!彼氏できなぁぁぁぁい!


新米淫魔:ベルルちゃん、画面だけでうるさい……


キュリードル(天才):ベルル、そんなのみんな同じ


ルールナン・ルイラ:嗚呼、救済成分が足りません……


べるる様:あたしなんか最悪よ!前期の先輩がやらかしたみたいで初めっから警戒されっぱなし!彼氏どころか友達もできないんだから!いや、別に欲しくないけど!


キュリードル(天才):哀れ


ルールナン・ルイラ:可哀想に……今度慰めてあげましょう


べるる様:いらんわ!


新米淫魔:それを言うなら私だって……


べるる様:ハルはどうせ上手く喋れないだけでしょ


キュリードル(天才):コミュ障


新米淫魔:わ、分かってるもん!でも夢にまで見た人間きゅんの前なんだよ!? 緊張しちゃうのはしょうがないじゃん!


ルールナン・ルイラ:あらあら……派遣前の練習では足りませんでしたか


キュリードル(天才):ルナはどうなの?


ルールナン・ルイラ:私ですか?


新米淫魔:あ、気になる気になる


べるる様:ルナなら馴染めないってことはなさそうだけど


ルールナン・ルイラ:そうですね……不自由はしていませんが、そもそも私の派遣先は未婚の殿方が少ないので……


べるる様:あー、アンタ選択権一番下だったもんね


キュリードル(天才):ハルの方が成績良かったの、永遠の謎


新米淫魔:たまたま最終試験が私の得意分野で……


べるる様:ま、選択権の話するなら主席の権利をドブに捨てたヤツがいるけど


アスティちゃん:うん?誰のことかな


キュリードル(天才):うわでた


べるる様:アンタのことよ!成績ぶっちぎりで一位だった癖に不人気No.1の女子校選んだアンタ!


アスティちゃん:私は権利を最も有効活用した選択ができたと思っているがね


新米淫魔:あ、そういえばキュリーちゃんはどうなの?


キュリードル(天才):…‥私については聞くな


新米淫魔:あっ


べるる様:なんか、アタシら全員似たようなモンだな……


ルールナン・ルイラ:それにしても、アスティちゃんが浮上するのは久々ですね


アスティちゃん:うん? そうかもね。


アスティちゃん:まぁ、君たちと違ってリアルが充実してるから……かな(^-^)v


キュリードル(天才):は?


べるる様:は?


新米淫魔:えっえっ


ルールナン・ルイラ:……はい?


新米淫魔:まっまままkrsi


べるる様:いやいやおかしいでしょうが!アンタの派遣先って男子禁制の全寮制で出会いを放棄してるような場所じゃない!


キュリードル(天才):ありえん


ルールナン・ルイラ:アスティちゃん。ストレスで幻覚を見ているなら相談に乗りますよ……?


アスティちゃん:

はぁ……╮(´-ω-`)╭ヤレヤレ

全く君たちは……発想が破廉恥なんじゃないかい?人間界は婚活会場じゃないんだよ?※1


べるる様:なによ紛らわしい!


キュリードル(天才):びびらせるな


アスティちゃん:

そもそも我々成績上位者に人間界への滞在が許されているのは我々異種族との不信感が募りつつある人間社会との関係改善や更なる共存の模索の為であってね

断じて男の子に手を出すことが許されているわけじゃないんだよ?※2


新米淫魔:アスティちゃんが教頭先生みたいなこと言い出した……


キュリードル:そんなの間に受けてるやついない


ルールナン・ルイラ:アスティちゃん、やっぱりお熱が……


べるる様:アタシと猥談してた口でよく言えるわね!?


アスティちゃん:ベルル……私は目覚めたんだ。※3君も煩悩を捨てることから始めるといい※4


キュリードル(天才):アスティうざい


べるる様:怪しい……






※1 byハーレム画策者

※2 女の子なら手を出して良いと思ってる

※3 女体に

※4 どの口

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