第111話 時限爆弾はそばに置いとくな
何者でもない私たちは生きるために何かしらを頑張ってる。
でも、誰もそれを頑張ってるとは言ってくれない。
1番言って欲しい人は頑張るのが当たり前だと言う。
最後は決まって、みんなが頑張っているんだからあなたも頑張りなさいという。
頑張りが足りないし、頑張れていない私を否定する。
だけど、頑張っているんだよ。
認めてとは言わない。
共感もいらない。
知って欲しいとも思わない。
ただ、すごいねって言われたかった。
だけど、言えないとは違う。
言えないのではなく、自分のことで精一杯だから、人に優しく出来ないのだ。
だから、理解も出来ない。
自分が1番大事で次にお父さん、最後に私だからだ。
お母さんの優先順位は父親だと知ったのは最近のことだ。
だから、お父さんの言葉が理解できて、私の言葉が理解できないんだ。
だから、あなたは私のことを分別のつかない赤ちゃんだと思う。
それはあなたの時間が私が赤ちゃんの時で時間が止まったままだからだ。
そして、客観的に物事を捉えず、主観的に捉えて全てのことに対して否定から入るのは、あなたが見てきたもの全てが嫌なこと辛いこと全てが自分にとって怖くて、辛かったからだ。
だから、どんな仕事もお母さんにとっては間違った考え方や偏見が渦巻いているのだと思う。
あなたにはきっと人の気持ちなんて一生分かることなんてないでしょう。
それを特性と言ってしまうなら、私からしたらそれは特性ではなく、ただの人の気持ちを汲み取ることが出来ない人でしかありません。
否定すれば私が諦めると思いましたか?
私はお母さんの子ですが、私の考え方はお母さんとは違います。
お母さんの学校での悩みを聞いて、お母さんに共感することも、お母さんにアドバイスすることもお母さんは私のことを頼りにしますが、お母さんは私の話をちゃんと聞いたことがありますか?
あなたは、私が話し始めただけで話に飽きて言葉のキャッチボールが出来ないことを知っていますよ。
お父さんはそれがお母さんの特性だから、仕方ないと言いますが、私はあなたが私の話より小学校での自分の話をもっと聞いて欲しいことを知っています。
だから、私の悩みのほとんどは体育会系の言葉で押しつぶされていきました。
『なんとかなる』
『忘れなさい』
『頑張りなさい』
『くよくよするな』
その言葉はただ私を傷つけただけでした。
だから、私は全ての悩みを自己解決でほとんど乗り越えてきました。
小学校の時はいじめ解決で確かに親からの援助がありましたが、それ以外はすべて自己解決してきました。
それは、あなたが私のことをちゃんと考えて見ようとしてくれなかったからですよ。
いい加減気づいて下さい。
あなたは自分では大変と言いますが、家族の中での被害者は私です。
私はあなたといることが正直怖いし、あなたの性格そのものがめんどくさいし、お母さんの情緒は不安定だし、いつ爆発してもおかしくない時限爆弾みたいで一緒にいると息苦しいです。
あなたの機嫌を良くすることばかり考えることに私は疲れてしまいました。
お母さん、あなたは気づいていませんが、あなたこそ機嫌悪そうですよ。
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