第14話 席横取り事件
なんで指定席なんて設けるのかな。
大学生の頃にゼミで違う席に座ったらハブられた。
多分気に食わなかったのだろう。
しかも、向こうは自分の席に座った後に私にドヤ顔してきたけど、それさえ無視したら嫌な顔をされた。
きっと、どうだって言いたかったのかも知れない。
でも、私はそんなことに興味はなくてどうでも良かった。
座れないなら仕方ないなくらいだったけど、それから席に座るたびにどの席が1番良いのか分からず迷子になることが沢山あった。
席💺はそれくらい難しいのだ。
人に気を使い、自分にも気を使い、そして先生にも気を使うからである。
席は魔術みたいなものだと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます